2015年7月中旬
キアシナガバチ巣の定点観察@トウカエデ枝#1
キアシナガバチ(Polistes rothneyi)のワーカー♀が庭に立てかけたベニア板から巣材集めをしていました。(映像なし)
飛んだ先を追うと、すぐ近くのトウカエデの枝の下に営巣していました。
営巣地は横枝の幹に近い部分で、地上からの高さは約200cmでした。
全体的に育房が浅く繭キャップも無いこじんまりした巣なので、最近どこかで初期巣を駆除された後に再建した引っ越し巣(移動巣、第二次巣)と思われます。
白い卵が産み付けられていますが、おそらく未だ幼虫は孵化していません。
撮り始めは3匹の蜂が在巣でした。
1匹が育房を点検しています。
次は撮影アングルを変えて、二股になった幹の隙間から狙います。
新たに帰巣した個体を加え、計5匹の蜂が巣に居ました。
巣盤中央上部の育房に巣材を付け足して壁を伸ばしています。
これは先ほど巣材集めを目撃した個体ですね。
トウカエデの樹皮は裂けて剥がれ落ちていく性質があるのですが、キアシナガバチは身近な巣材を使わずにベニア板を選択したのは興味深く思いました。
その一方で右下では成虫♀同士がかなり長時間の口づけを交わして栄養交換しています。
この巣も定点観察に通うことにしました。
つづく→#2:キアシナガバチ巣:夜の蜂球と寝起きドッキリ【暗視映像】
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