クロアゲハの飼育記録:その1
2012年7月上旬
サンショウの枝葉を芋虫がゆっくり徘徊していました。
摂食行動は見ていません。
撮影後に食草ごと採集し、飼育開始。
アゲハチョウ科の幼虫であることは間違いありませんが、この段階ではナミアゲハかなと予想していました。
若齢幼虫は鳥の糞に擬態していると言われています。
後にこれはクロアゲハ♀(Papilio protenor demetrius)の四齢(亜終齢)幼虫と判明しました。
【追記】
安田守『イモムシの教科書』によると、
鳥が関心を示さない姿になることで攻撃を避けようという戦略なのだろう。植物などに似た姿となる隠蔽擬態(カモフラージュ)に対して、鳥の糞になりすますタイプの擬態はマスカレードなどと呼ばれる。鳥糞の仮装だ。 (p147より引用)マスカレードという用語は初耳で、勉強になりました。
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