2025/01/23

フレンチマリーゴールドの花で日光浴するベニシジミ夏型の飛び立ち【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年7月中旬・午後15:20頃・晴れ 

道端の花壇に咲いたフレンチ・マリーゴールドに夏型のベニシジミLycaena phlaeas daimio)が訪花していました。 
夏型との組み合わせは初見です。 
関連記事(2年前の撮影)▶ マリーゴールドの花蜜を吸うベニシジミ春型


吸蜜シーンを撮りたかったのですが、ベニシジミ夏型の口元をよくみると口吻を伸ばしていませんでした。 
風が強く吹いているためか、次の花に移動しようとしません。 
非力な小型のチョウが強風下で飛ぶのは無駄に体力を消耗しますし、リスキーなのでしょう。 
翅を半開きにして、日光浴しているのかもしれません。 

待てど暮せど吸蜜を再開してくれないので、痺れを切らした私はベニシジミを強引に飛び立たせて飛翔シーンを240-fpsのハイスピード動画で撮ることに切り替えました。(@1:36〜) 
Take1では、靴の爪先でフレンチマリーゴールドの花をそっと揺らすと、ベニシジミはすぐに飛び去りました。 
あまり遠くまでは逃げずに、近くの別の花(フレンチマリーゴールド)に止まり直していました。
Take2では、同一個体の蝶の上から物を落として飛び立たせました。

2025/01/22

雪原の営巣地を夜に1〜2頭でうろつくホンドタヌキ:2月中旬〜3月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 




2024年2月中旬〜下旬〜3月中旬


シーン0:2/20・午後13:10・くもり・気温23℃(@0:00〜) 明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
休耕地でホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が越冬する巣穴を自動撮影カメラで見張っています。 
異常な暖冬で積雪量が少なく、あちこちで地面が露出しています。 
少なくとも3つの巣口(左から順にL、M、R)が点在しています。 

タヌキが営巣地をうろつくシーンをまとめてみました。 


シーン1:2/20・午後23:14・気温2℃(@0:04〜) 
深夜に単独で登場したタヌキが営巣地をうろついています。 
巣口Lにゆっくり近づいたものの、中に入ったかどうか見届けられませんでした。 
個体識別ができていませんが、素人目にはなんとなく巣穴の主ではなく、余所者のタヌキのような振る舞いです。 


シーン2:2/21・午後17:34・降雪・気温0℃(@1:04〜)日の入り時刻は午後17:26。 
雪が降る日没直後にタヌキが右へ立ち去ったのですが、監視カメラの起動が遅れてしまいました。 


シーン3:2/22・午後19:15・気温-1℃(@1:13〜) 
翌日の晩になると、雪は降り止んでいました。 
巣穴Rと手前の二次林を結ぶ足跡が新雪にくっきり残っているのに、残念ながらその様子が動画に撮れていません。 
タヌキの足跡よりも少し大きいので、ニホンアナグマですかね? 
(昼間に雪面が少し溶けて、タヌキの足跡が大きくぼやけただけかな?) 

左からタヌキの♀♂ペアが相次いでやって来て、監視カメラの前を横切りました。 
後続個体が巣口Rに寄り道したものの、匂いを嗅いだだけで右に立ち去りました。 


シーン4:2/24・午後23:40・気温-4℃(@1:47〜) 
2日後の深夜に監視カメラが誤作動?したようです。
晴れて静かな夜でした。 
雪面の足跡の状況を記録するために、残しておきます。 
野生動物の往来はなかったようです。 
雪が降らないと、古い足跡は次第にぼやけてきます。 


シーン5:2/25・午前1:47・気温-6℃(@1:51〜) 
翌日の深夜に♀♂ペアのタヌキが2頭同時に手前から現れました。 
巣口LMRの匂いをそれそれ順に嗅いで、巣口Mでペアが合流しました。 
巣口Rも念入りに調べています。 
この後、巣穴のいずれかに入ったかどうか、見届けられませんでした。 


シーン6:2/25・午前4:01・気温-7℃(@2:52〜) 
約3時間15分後に監視カメラがなぜか起動しました。(誤作動?) 


シーン7:2/29・午後23:23・気温2℃(@2:55〜) 
4日間で雪解けが急速に進んでいました。 
未明に♀♂ペアのタヌキが登場しました。 
1頭が巣口Rに入りました。 

その間、もう1頭は巣口Lの辺りで待っていました。 
右へ向かう途中で巣口Mの横で腰を屈めると排尿マーキングしました。(@3:24〜) 
排尿姿勢から♀と判明。 
最近キツネが出没しているので(映像公開予定)、対抗して縄張り宣言の匂い付けをしたのでしょう。 
その後、巣口Rに向かったのですが、パートナー♂の後を追って入巣Rしたかどうか見届けられませんでした。 


シーン8:3/11・午前1:10・気温-6℃(@3:55〜) 
次は3月中旬まで一気に飛びます。 
一面の銀世界に戻っていました。 

深夜に単独行動のタヌキが右から左へ雪原を横切りました。 
雪面は凍結していて、タヌキの足跡は残りません。 
もしかすると、巣穴MまたはRから外に出てきた直後なのかもしれませんが、その瞬間を撮れていませんし、足跡から推理することもできません。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


雪解けの始まった二次林に戻ってきたカケス【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年2月中旬・午前11:00頃・晴れ・気温18℃ 


シーン0:2/9・午後13:02・くもり・気温17℃(@0:00〜) 
平地の二次林で、ニホンアナグマMeles anakuma)が冬眠する営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張っています。 
雪が積もっても、左右に2つの巣口LRが開口しています。 


シーン1:2/19・午前10:57・晴れ・気温18℃(@0:00〜) 
10日間で、林床の根雪がだいぶ溶け、地面があちこち露出しています。 
まるで早春のような風景になりました。
今季は異常な暖冬で、降雪量が少ないのです。 

1羽のカケスGarrulus glandarius)がセットの止まり木に来ていました。 
アナグマの巣口Rから左に湾曲しながら伸びる落葉灌木マルバゴマキに止まって、雪解け後の露出した地面をじっと見ていました。 
止まり木をピョンピョン跳ぶように左へどんどん移動すると、今度はもう一つの巣口Lを覗き込んでから、左へ飛び去りました。 


シーン2:2/19・午前11:09・晴れ・気温20℃(@0:38〜) 
約12分後に、カケスがまた現れました。 
さっきと同じく、巣口Lの上に張り出したマルバゴマキの落葉灌木に止まってから、右へ飛び去りました。 
 しばらくすると、「ジェー♪」というカケスの鳴き声が画面の死角から数回聞こえました。 


【考察】 
カケスは留鳥のはずなのに、この地点でカケスが監視カメラに写ったのは久しぶりです。 
例年よりもかなり早く雪が溶けて林床の地面が露出したので、啓蟄(3月上旬)にはまだ早いのですが、獲物となる虫を探しに来たのでしょう。 

冬の積雪期にこの地点でカケスは一度も現れませんでした。 
秋の間、森のカケスがドングリ(堅果)をせっせと拾い集めて貯食していたのですが、冬の間にそれを掘り出して食べる行動は残念ながら一度も録画されませんでした。
低温下ではトレイルカメラの性能が落ちるので、そのせいで撮り損ねがあるのかもしれません。 
あるいは、雪国のカケスは雪が溶けてからでないと地中に埋めた貯食物を利用できないのかもしれません。
だとすると、積雪期(厳冬期)に食べる餌はどこに隠しているのか?ということが問題になります。
おそらく樹上に分散して貯食していると思われます。





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