2020/01/28

池の枯草に離着陸を繰り返すシオカラトンボ成熟♂【HD動画&ハイスピード動画】



2019年9月上旬・午後15:40頃・晴れ

池の水中から伸びたまま枯れた細い茎(枝?)のてっぺんにシオカラトンボOrthetrum albistylum speciosum)の成熟♂が止まっていました。
辺りを油断なく見張っています。
獲物の昆虫や交尾相手の♀を待ち伏せしているのでしょう。
たまに飛び立ってもすぐに舞い戻って来ます。
飛行中の縄張り占有行動(または狩り)については、動画に撮れませんでした。
トンボの動きが速過ぎる上に水面の照り返しが眩しくて、すぐに見失ってしまうのです。
石垣の岸辺を黒っぽい小魚が泳ぎ回っていました。

シオカラトンボ♂が枯れ茎から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:36〜)
急に上空を見上げてから素早く飛び立ちました。
しばらくすると戻ってきたものの、なぜか一度着陸を躊躇して通り過ぎ、アプローチからやり直しました。
同じ枯れ茎に前回とは逆向きに着陸することもありました。

(シオカラトンボの)成熟♂は水辺に静止して縄張り占有し、♀が近づくと飛びかかって交尾する。(図鑑『日本のトンボ』p471より引用)


シオカラトンボ成熟♂a:側面@池:枯草天辺
シオカラトンボ成熟♂a:顔@池:枯草天辺
シオカラトンボ成熟♂a@池:枯草天辺・全景

オオアワダチソウを訪花するケブカスジドロバチ



2019年8月下旬・午後13:07


▼前回の記事
オオアワダチソウの花で食餌する赤銅型のコアオハナムグリ

オオアワダチソウの花で食事中の赤銅型コアオハナムグリGametis jucunda)を動画に撮っていると、ハエのような羽音を立てながら小型のドロバチが飛来しました。
風で揺れる花穂には着陸せず、残念ながらすぐに飛び去ってしまいました。
オオアワダチソウの花蜜が目的ではなくて、♀が獲物を探していたのでしょう。(探餌飛翔)

一瞬の出会いを1/5倍速のスローモーションでリプレイすると、謎の狩蜂はおそらくケブカスジドロバチAncistrocerus melanocerus)のようです。
もし間違っていたら、ご指摘願います。

▼関連記事
ケブカスジドロバチの営巣:定点観察記録シリーズ(2014年)

コアオハナムグリは食餌に夢中で、ドロバチが近づいても全く気にしませんでした。
一方、同じく訪花中の小さな黒い羽虫は狩蜂の羽音を聞いた途端に慌てて花穂の陰に回り込んで隠れた(ように見えた)のが興味深く思いました。
しかし、ケブカスジドロバチ♀が狩る獲物は鱗翅目の幼虫(イモムシ)です。


2020/01/27

糞害対策の鳥よけCD-ROMを吊り下げた車庫(野鳥)



2019年9月上〜中旬・晴れ

民家の屋外ガレージ(カーポート)の屋根の軒先に計5枚のCD-ROMが紐で吊り下げられていました。
風が吹くとCD-ROMがくるくる回転し、眩しい反射光がキラキラと点滅します。
鏡面のようにピカピカ光る反射板として使われるCD-ROMは、使用済みの古い廃品を再利用しています。
庭先に停めた自家用車にただ屋根をかけただけの駐車場(カーポート)なのですが、おそらく車体が野鳥による糞害に悩まされているのでしょう。
ただの板状の鏡を吊り下げるよりも、CD-ROMは中央に穴の開いた円盤ですから、鳥が怖がる眼状紋の効果もあるかもしれません。

9日後に現場を再訪して逆アングルからも追加で撮影しました。
玄関先の庭にCD-ROMのキラキラした反射光が激しく踊る様子がちょっとした現代アート作品のようでした。
それも動画に撮りたかったのですけど、表札など個人情報が映り込むので止めました。
車のナンバープレートも写さないように注意しました。

実際に鳥よけの効果はどのぐらい続くのでしょう?
撮影した2回とも、ガレージ周辺に野鳥の姿はありませんでした。
CD-ROMの設置目的を住民に問い合わせていないので、私の推測ですが、猫よけの可能性もありますかね?


鳥よけCD-ROM(野鳥)@車庫軒下
鳥よけCD-ROM(野鳥)@車庫軒下・全景

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