2019年8月下旬・午後13:57〜14:32
▼前回の記事
岩場でクサガメ♀の甲羅に乗る♂
蓮池の岩場で甲羅干しに来る亀(カメ類)の離合集散を微速度撮影で35分間記録してみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
今回の撮影目的のためには晴れて欲しいのですが、雲がときどき太陽を遮り風が適度に吹いてくれたおかげで、暑くても過ごしやすい天気でした。(晴れときどき曇り)
大きなミシシッピアカミミガメが一番活発に岩場への上陸・入水・遊泳を繰り返していました。
クサガメ(Mauremys reevesii)の大型♀が居る平らな岩に巨大なミシシッピアカミミガメ(Trachemys scripta elegans)が右から上陸すると、先客のクサガメ♀が(遠慮して?)向きを換えました。(@0:43)
そのミシシッピアカミミガメもしばらくすると水中に戻ってしまいました。(@1:20)
他のカメを強引に押しのけてまで日当り良好の岩場を強奪することはありませんでした。
激しい争いにはならず、今のところ亀は平和主義者という印象です。
1羽のカルガモ(Anas zonorhyncha)が周囲の蓮池を泳ぎ回り、空いていた岩に一度だけ上陸しました。
少し休んだだけですぐに池に戻りました。
亀との諍いや岩場の争奪戦は全くありませんでした。
池の水中には多数のコイ(鯉;Cyprinus carpio)が活発に泳ぎ回っています。
この日初めて非接触式型の赤外線温度計を使ってみたら、岸からでも簡単に測定できて大活躍しました。
微速度撮影を終了する間際に温度を測定すると、
池の水温は約22℃。
日向にある平らな岩の表面温度は27.9℃。
日向にある細い岩は22.8℃。
ハスの葉は22.7℃。
水面に浮かんだミシシッピアカミミガメの甲羅は21.4℃でした。
明るい日向だと測定地点を示す赤いレーザーポイントが見えにくいことが分かりました。
赤外線レーザーを1点に長く当て続けると熱くなるので、亀の甲羅には長く当てないように注意しました。
これは以前からやってみたかった撮影テーマです。
亀のスローライフを知るには微速度撮影に限ります。
今後はもっと長時間の微速度撮影(インターバル撮影)に挑戦してみたいのですが、炎天下でカメラがオーバーヒートしないように、何か対策を考えないといけません。(日傘を持参?)
つづく→池の岩場でのんびり休むクサガメ♀♂とカルガモの群れ(野鳥)