2019/09/18

柳の灌木に潜むモズ♂幼鳥(野鳥)



2019年6月中旬・午後17:54
▼前回の記事
夕方に再会したモズ♀が柳の灌木で警戒声♪を発し脱糞(野鳥)

モズLanius bucephalus)の親鳥♀が私に対してキチキチキチ…♪と必死に警戒声を発し続けている横で、もう1羽の個体を見つけました。
黒い過眼線がある♂ですけど、嘴が黄色っぽいので幼鳥でした。
庭の隅に生えた柳の灌木の茂みの奥に身を潜めて黙っています。
巣立ったばかりの雛なのでしょう。
モズの幼鳥を見るのは初めてです。
凄い剣幕で警告してくる親鳥♀の振る舞いも、これで納得できました。
来年の繁殖期はモズの巣を見つけてみたいものです。



モズ♂幼鳥(野鳥)@柳灌木
モズ♂幼鳥(野鳥)@柳灌木・全景



【追記】
2019年12月中旬

冬になって完全に落葉しても、この柳の木に鳥の巣はありませんでした。
ところが数軒離れた別の民家の庭木(落葉性広葉樹)に鳥の古巣を見つけました。
これがモズの巣なのでしょうか?
もちろん全く関係ない野鳥の巣である可能性もあります。
春になったら樹種を確認するつもりです。
果たしてモズの番は来年も同じ営巣木を利用するでしょうか?

モズ?古巣(野鳥)@?樹上


室内に迷い込んで飛び回るヒメスズメバチ創設女王



2019年6月中旬・午後17:18

開け放しておいた窓からヒメスズメバチ♀(Vespa ducalis)が迷い込み、室内を飛び回り始めました。
巨大な♀なので、この時期だと創設女王と思われます。
自分の営巣地または獲物となるアシナガバチの巣を探索中なのでしょう。
ハチが苦手なヒトには、重低音の羽音が恐ろしげに聞こえるかもしれません。

ヒメスズメバチの創設女王だと冷静に見分けられれば、無闇にパニックになる必要はありません。
日本産のスズメバチ類の中でもヒメスズメバチはヒトに対する攻撃性が最も低く、しかも創設女王はワーカー♀よりも穏健なので、この状況では刺される心配はありません。
こちらが大騒ぎしたり下手に手出しをしたりしないで、窓を大きく開け放つなど脱出路を確保してやれば、独りでに出ていってくれます。
室内を暗くして外の方が明るい状況にするのも有効です。

室内を探餌飛翔するヒメスズメバチの女王蜂は、白い壁に立て掛けておいた迷彩ブラインドの絵柄に興味を示したようです。
野外の茂みと誤認してくれたのなら、ブラインドとして優秀だとお墨付きをもらったことになりそうです。


ヒメスズメバチ創設女王@室内飛翔

2019/09/17

路上に座り込んで動かないドバト(野鳥)



2019年6月中旬〜下旬

ハトの群れがよく集まる公園でカワラバト(=ドバト;Columba livia)が歩道に座り込んでいました。
こんな所でまさか抱卵しているはずはありませんし、今まで見たことのない体勢です。
立ち上がりかけたのに座り直し、胸元の羽毛を膨らませています。
私が正面から長々と撮っても動じず、瞬きするだけでした。
撮りながら私が鳩の横をゆっくり歩くと、さすがに警戒して立ち上がりかけたものの、また座り直しました。
頑としてその場を動きたくない様子です。
別個体が近くを通り過ぎても気にしませんでした。

野鳥がここまで無防備にヒトの接近を許すというのは、ヒトを信頼しているとも言えますし、野生を忘れて堕落した姿と言えるかもしれません。
極度の疲労(消耗)または空腹状態なのでしょうか?
あるいは逆に、不健康な肥満体型なのかな?
昔この公園ではドバトの群れに無邪気に給餌するヒトがよく居たのですが、最近では鳩の餌を販売しなくなりました。
たまに餌を持参して鳩にばら撒いているヒトがいると、「生態系のバランスを乱す身勝手な行為だから止めるように」とたしなめられるようになりました。
そのために公園に集まるドバトの数もかつてより激減しています。


ドバトa(野鳥)@路上+座位休息
ドバトa(野鳥)@路上+座位休息

「座り込んでいる鳩は脚を負傷して立てない個体ではないのか?」という疑問が浮かんだので、13日後に現場を再訪して撮り直しました。
この日は小雨が降る中、2羽のドバトが前回同様に路上で座り込んでいました。
互いに近くに座り、90°に向き合っています。
鳩が小声で鳴く声が聞こえますけど、どの個体が鳴いているか不明です。
私が動画を撮りながら強引に近づいても、なかなか逃げません。
最後は嫌々ながらも立ち上がって歩き去りました。
つまり歩行機能は正常で、怪我をしている訳ではないと分かり安心しました。
足輪を装着していないので、鳩舎で飼われているレース鳩でもなさそうです。
私の穿った推測ですが、一部の賢いドバトによる物乞い作戦かもしれません。
鳩が歩道で座り込みしていると、哀れに思った通行人が餌を投げ与えたりしそうですから、それで味をしめた可能性が考えられます。
性別を見分けられないのが残念です。


ドバトbc(野鳥)@路上+座位休息

▼関連記事
山道でうずくまるキビタキ♀【野鳥】





↑【おまけの動画】
「鳩は近づいても逃げない」というのは、2019年M1王者ミルクボーイが漫才のネタにしていました。


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