2018年3月下旬
川の上空でトビ(Milvus migrans)が上昇気流に乗って青空にくるりと輪を描いていました。
途中からもう一羽が画面に登場します。
番なのかな?
未だ少し雪が残る堤防から撮ると風切り音がうるさくて、トビの鳴き声は聞き取れませんでした。
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トビ(野鳥)@帆翔 |
柳の根際に営巣したヒメスズメバチの記録#8
前回の記事#7
2017年10月下旬
約3週間(23日)ぶりの定点観察です。
大雨をもたらした台風の後、ようやく晴れました。(台風一過)
ヒメスズメバチ(Vespa ducalis)のコロニーはさすがに解散しただろうと考え、古巣の発掘調査に出向きました。
営巣地は柳の根際に開いた穴の奥ですが、実は遊歩道の端にある側溝の暗渠になっています。
暗渠を覆うコンクリートの蓋の上に数cmの土が薄く堆積しているだけでした。
台風の大雨で水浸しになった直後のようで、泥だらけでした。
穴の奥の地面には巣の外被の破片が少し散乱しているだけで、古巣が全く見当たりません。
ビデオカメラで巣穴の奥を撮影すると、穴の入口近くの天井部にヒメスズメバチの巣の外被を吊り下げていたような痕跡がありました。
巣穴にハチはもう一匹も残っていないので、白色LEDの照明を点灯しても安全に落ち着いて撮影できます。
やはり秋に誰かが駆除したようです。
まずは持参した根堀を浸かって柳の根際を少しずつ崩していきます。
細い根を切ろうと力を入れてこじったら根堀がぐにゃりと曲がってしまいました。
太い木の根を切るために、ノコギリが欲しかったです。
スコップなども用意してきたのですが、ほとんどゴム手袋を装着した手だけで土を掻き出しました。
土を掘り出していると、丸々と太ったミミズが計5匹、穴の中で蠢いていました。
台風の大雨で浸水した後に地中から現れたのでしょう。
実は辺りの遊歩道にもミミズが何匹も這い出していました。
もしかするとヒメスズメバチの古巣の残骸を土壌生物などのスカベンジャーが食害してしまったのかもしれません。
しかしミミズは穴の天井部まで登れないはずです。
収穫が無くて残念でした。
最後は掘り出した土をしっかり埋め戻してから帰りました。
シリーズ完。
2018年3月下旬
雪解けが始まった郊外の田んぼでムクドリ(Sturnus cineraceus)の群れが散開して採食していました。
ときどき鳴き声♪が聞こえます。
餌はそこそこ豊富なようで、互いに近くで採食しても喧嘩にはなりません。
夕方の西日に照らされてなかなかフォトジェニックに撮れました。
最後は何かに驚いてムクドリの群れは一斉に飛んで逃げました。
実際は早春なのですが、残雪がらみの行動なので「冬の野鳥」とのラベルをタイトルに付けておきます。
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ムクドリ(野鳥)群れ@残雪刈田+採食 |
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ムクドリ(野鳥)群れ@残雪刈田+採食 |