2012年2月中旬
集落の道端に聳え立つ大きな木(樹種不明※)で一羽のシジュウカラ(Parus minor)を発見。
腹部にある黒い線が太いので♂。
チュチュピー、チュチュピー♪と賑やかに鳴きながら枝から枝へ忙しなく飛び回り、冬芽を啄んでいるようです。
撮影中に車が通りかかるも逃げずに平気で食事を続けます。
現場では冬芽そのものを食しているのかと思ったのですが、隠れている虫をついでに捕食していたようです。
撮れた写真を拡大してみたら、白い幼虫のような物を咥えているショットがありました。
【参考】
「シジュウカラの食事」と題したブログ記事を検索で見つけました。
私の近くに【シジュウカラ】とエナガの群れがやって来ました。特にどうやら樹木の冬芽を啄んでいるようでした。 よく見ると、嘴で冬芽をもぎ取り→足下に置き、脚で掴み→嘴で冬芽の固い皮を剥がして→中の柔らかい芽を食べる。という順番で食べていました。【シジュウカラ】は固い冬芽をそのまま食べると言うことはしないんですね?(樹木の種類にもよるかとは思いますが・・・)【追記】
シジュウカラのさえずりには、生息地域にかかわらず、明るい開けた林と、鬱蒼とした森林というふたつの異なる環境のあいだで違いがみられる。開けた環境にすむシジュウカラは周波数が高く、単音のくりかえしが早く、なおかつ周波数変調の大きな音を出す。一方、見通しの悪い森林にすむシジュウカラは、全体的に低く、単音が長い平板な音を発する。この違いは、それぞれの環境の違いによると考えられる。『サルのことば:比較行動学からみた言語の進化』p107より
【追記2】
※ 初夏に再訪すると、どうやらこの庭木はニセアカシア(ハリエンジュ)のようです。花は未見ですが葉の形から。