2023年6月下旬
ニホンアナグマ(Meles anakuma)の営巣地(セット)でヨチヨチ歩きの幼獣たちの姿をカメラトラップが捉えたのは、前回6/17が最後でした。
それ以来、アナグマの出没記録がパタッと激減しました。
おそらく、母親♀は4頭の幼獣たちを連れて別の巣穴に引っ越してしまったようです。
母子が採食のために森の中を少しずつ遠出できるようになり、幼獣に体力が付いたら、引率して新しい巣穴へ引っ越しするのでしょう。
体重が増えた幼獣を母親♀が1頭ずつ咥えて遠くの新しい巣穴まで運び、その重労働を4往復もするのは無理だと思います。
アナグマ関連の本を読んでいて「幼獣が生まれた巣穴から母子はやがて引っ越す」という予備知識があったので、それほど動転したり落胆したりしないで済みました。
新しい世界へ!それは突然でした。母アナグマは赤ちゃんたちが一緒に歩けるだけの体力がついたと判断したのでしょう。いつもはジェジェジェビームを使って赤ちゃんたちを巣の外へ連れ出すとビームはオフにするのですが、この時はオンのままです。赤ちゃんたちは教えられたとおり母アナグマの後をついてゆき、そのまま森へ消えてゆきました。 (福田幸広『アナグマはクマではありません』p90より引用)
トレイルカメラ2台に絶えず監視される生活が嫌になって母子が営巣地から逃去したのか?とか、天敵に襲われて皆殺しにされたのか?とか、あれこれ思い悩むところでした。
運悪くカメラの電池が切れていたため、引っ越しの行動が動画で記録できなかったのも残念です。
転出先の巣穴がどこにあるのか、私は未だ見つけられていません。
そして、この営巣地にはヘルパー♂が独り残されたようです。
シーン1:6/22・午後17:48・気温18℃(@0:00〜)日の入り時刻は午後19:08。
日没前の夕方に右上から登場したアナグマが獣道を通って奥の二次林に立ち去りました。
1台の監視カメラの設置アングルに失敗してしまい、巣口Lをしっかり狙えていませんでした。
シーン2:6/27・午前4:10・気温17℃(@0:20〜)日の出時刻は午前4:15。
5日後の日の出直前に右から久しぶりにアナグマが登場。
なんとなく、♀ではなくヘルパー♂のような気がします。
ここ数日は幼獣の姿を全く見かけません。
2つの巣口LRの中間地点に佇んで、辺りを警戒しています。
実は約3.5時間前に、タヌキがアナグマの営巣地に来ていました。(映像公開予定)
タヌキの残り香を嗅ぎ取って警戒しているのかもしれません。
シーン2:6/27・午前4:19・気温19℃(@1:20〜)
日の出直後に奥の巣穴Rから外に出てきたアナグマが、2つの巣口LRの中間地点に座り込みました。
左の林内を見つめています。(警戒?)
腹面に乳首が見えなかったことから、この個体もヘルパー♂だと思います。
同居していた家族が急に減って寂しいという感情があるのでしょうか?
巣口Lの横を通り過ぎ、左へ立ち去りました。
シーン3:6/27・午前4:20・気温17℃(@2:21〜)
別アングルに設置したトレイルカメラによる広角の映像に切り替えます。
5倍速の早回し映像でお届けします。
左奥の灌木林の中をアナグマが頻りにうろついています。
林内でおそらくミミズなどを採食しているのでしょう。
シーン4:6/27・午後13:26・気温23℃・晴れ(@2:35〜)
明るい真っ昼間にアナグマが奥の巣穴Rに潜り込みました。
しばらくして再び出巣Rしたアナグマが、林縁の広場で身震いしてから左奥の二次林へ走り去りました。
【アフィリエイト】
0 件のコメント:
コメントを投稿