2022年11月中旬
シーン1:11/18・午後21:15頃・雨
自動センサーカメラの起動が遅れてしまい、冒頭はカラマツの右横を通って斜面を駆け上がる野ネズミ(ノネズミ)の後ろ姿です。
おそらくオニグルミの堅果を運んでどこかに貯食しに行くのでしょう。
しばらくすると(約1分30秒後)、野ネズミaが左からピョンピョン跳ねるように餌場に駆け込んで来ました。
同時にカラマツの右の斜面を下りてくる別個体bの光る眼が見えます。
個体aが次に運ぶクルミを餌場で選んでいる間に、個体bはカラマツの背後を通って左斜面の途中でなぜか立ち止まりました。
この地点で2匹の野ネズミが同時に撮れたのは初めてです。
今まではてっきり同一個体の野ネズミが繰り返し給餌場に通ってきているのだと思い込んでいましたが、検討し直す必要がありそうです。
私は未だ野ネズミの種類(アカネズミ/ヒメネズミ)を見分けるのも覚束ないのに、個体識別するのは無理です。
この後、給餌場で2匹が出会ったら喧嘩するかどうか興味深いところですが、ここでカメラの録画が終わってしまいました。(無念の尻切れトンボ。)
シーン2:11/18・午後21:30頃 (@0:26〜)
次にカメラが起動したのは12分40秒も経ってからでした。
雨は止んでいます。
1匹の野ネズミがカラマツの右下の根際で落ち葉の中からクルミを拾い上げると、それを持って斜面を駆け上がりました。
給餌場ではない所でクルミを見つけたことになります。
この行動をどう解釈するか、悩みどころです。
一見すると、クルミの貯食場所を変更したように見えます。
しかし、給餌場からこんなに近い位置に野ネズミが貯食したはずがありません。
貯食したのなら、もっと落ち葉の下に深く(穴を掘って)隠したはずです。
私の想像になりますが、前回餌場で出会った2匹の野ネズミが餌場を巡って喧嘩になり(縄張り争い)、運搬途中のクルミをカラマツの根元に落としてしまったのでしょう。
喧嘩のほとぼりが冷めてから、1匹が落とし物のクルミを取りに戻って来たのではないでしょうか?
実は別の場所で、そのようなドラマチックな事件の一部始終が監視カメラに写っていました。
※ 映像が暗い場合は、動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。
関連記事(16日前の撮影)▶ 夜の河畔林でオニグルミ堅果を運搬中に出会った野ネズミ同士が激しい喧嘩【トレイルカメラ:暗視映像】
2匹の♀♂番 が交互に餌場へ通い、協力してオニグルミ堅果の貯食に励んでいる可能性も考えられます。
それなら給餌場で出会っても喧嘩にはならないはずです。
2匹の野ネズミが餌場でばったり出会ったときの様子が動画に撮れてなかったのが、つくづく残念です。
※ 画面に表示されている気温は異常値で信頼できません。暗視動画の連続撮影でカメラ自体が発熱してしまっているからです。
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