2023/02/01

朝のスギ林道を渡るニホンリス【トレイルカメラ】

 


2022年9月上旬・午前(早朝)

里山のスギ林道にある溜め糞場sを監視カメラで見張っていると、ニホンリスSciurus lis)が写りました。 
興味深いことに、3回とも早朝に現れました。
個体識別ができていないので、何匹のリスが登場したのか不明です。 

シーン1:9/5・午前6:38・気温21℃ (日の出時刻は午前5:09) 
朝の林道を手前に向かってチョロチョロと横断しました。 
そのまま林道脇の法面を登ったかもしれません。 
途中で何度も立ち止まってくれたおかげで、しっかり動画に撮れました。 


シーン2:9/6・午前5:14・気温21℃ (日の出時刻は午前5:10) (@0:10〜) 
夜明けの薄暗い林道にリスが登場しました。 
画面奥の斜面を登って来たようで、そのまま対面に見えるスギの大木(胸高直径60.5cm)に跳びつきました。 
木登りしたのかと思いきや、すぐに右下の林床に飛び降り、右へ走り去りました。 


シーン3:9/10・午前6:36・気温21℃ (日の出時刻は午前5:13) (@0:22〜) 
朝の林道を奥から手前へと走って横切りました。 


野生のリスがスギ林に一体何の用事があるのか不思議でした。 
スギ林にリスの食べる物は無いはずだからです。 
実は、現場から50mほど離れた地点にオニグルミの大木が自生していました。 
私がこのトレイルカメラの電池を交換している作業中に、そちらの方角から謎の野生動物がクルミの硬い堅果をガリガリ、ボリボリと齧る音が静かな森に響き渡るのを何度も聞いてます。
今思うと、あれはリスのしわざだったのではないかと思います。
ニホンリスは餌場となるクルミの木を拠点にして、縄張りを朝から探索(遠征?)するためにスギ林を通り抜けていたのだと考えれば納得できます。 
昼行性のリスは日の出とともに巣を出て活動を始めるのかもしれません。(近くにリスの巣がありそうです。)
来季はそのオニグルミの木を重点的にマークすれば、リスの暮らしがもう少し見えてくるのではないかと期待しています。



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