2020年8月中旬・午前6:10頃・晴れ
街中の民家の鉢植えに咲いたセイヨウフウチョウソウ(別名クレオメ)に早朝からクロスズメバチの一種(Vespula sp.)のワーカー♀が訪花していました。
てっきり獲物を探索して飛び回っている(狩りのための探餌飛翔)のかと思いきや、花の外に着陸しました。
初めは盗蜜してるのかと思ったのですが、そっと回り込んでよく見ると、意外にも花柄の根元を舐めていました。
セイヨウフウチョウソウはあまりにもエキゾチックな園芸植物で、蜜腺がどこにあるのか私には花の構造がよく分かりません。
花柄に花外蜜腺があるのでしょうか?
あるいはアブラムシの甘露や朝露を舐めた可能性も考えられます。
ちなみに最近の植物分類学でセイヨウフウチョウソウはCleome属から外れてTarenaya属に移動したそうなので、クレオメという俗称(旧称)は誤解を招きますね。
【追記】
全くの余談ですが、セイヨウフウチョウソウは意外にもモンシロチョウ幼虫の食草となるのだそうです。
アブラナ科以外の植物も食べるとは知りませんでした。
クレオメ(別名セイヨウフウチョウソウ)はフウチョウソウ科の植物で、庭先に植えておけば日本ではスジグロシロチョウやモンシロチョウの幼虫がつきます。(福田晴夫『チョウの履歴書 (自然に生きる)』p235より引用)
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