ナワシロイチゴの花蜜を吸うダイミョウキマダラハナバチ♀
2016年6月上旬
農道沿いに咲いたナワシロイチゴの群落で、おそらくダイミョウキマダラハナバチ♀(Nomada japonica)と思われるカラフルで派手な模様のハナバチが訪花していました。
未だ開花していない蕾からも吸蜜していました。
労働寄生蜂で、ヒゲナガハナバチの巣に寄生することが知られています。
ダイミョウキマダラハナバチの性決定様式は特殊で、日本ではこれまで♂が記録されておらず、♀が単為生殖すると考えられているそうです。
しかし『日本産ハナバチ図鑑』を眺めていると、他にも外見の似た種類(ミツバチ科キマダラハナバチ属)が幾つも掲載されているので、本当にダイミョウキマダラハナバチなのかどうか定かではありません。
せめて頭楯の模様をしっかり拝みたかったのですが、撮れていません。
採集のタイミングを逃し、飛んで逃げられてしまいました。
フィールドで未知の昆虫に出会った時に、動画による行動の記録をどれだけ長く粘るべきか、撮影をいつ切り上げて採集を決行すべきか、永遠の悩みです。
(虻蜂取らずになりがち)
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