2018/01/28

キンケハラナガツチバチ♀が吸蜜中に交尾拒否



2017年8月下旬

平地の農業用水路沿いに咲き乱れるハチミツソウ(別名ハネミギク)の群落でキンケハラナガツチバチ♀(Megacampsomeris prismatica)が訪花していました。

触角の短い♀が吸蜜しているところへ、触角の長い♂が飛来しました。
特に求愛行動は無くて、いきなり♀に飛びつきました。
キンケハラナガツチバチ♂は3回アタックしたものの、♀にマウントできずに♂は諦めて飛び去りました。
♀の交尾拒否行動は具体的に何をしたのか、よく分かりませんでした。
♀が♂を脚で蹴ったり、後脚を背面に高く挙げて万歳のような姿勢になるのが♂のマウントを妨げる交尾拒否なのかな?
♂が居なくなっても♀は吸蜜を続けます。
後脚も高々と上げなくなりました。


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スペアミントの花蜜を吸うキンケハラナガツチバチ♀(交尾拒否行動の意外な解発刺激)

恥ずかしながら正直に告白すると、私はキンケハラナガツチバチとオオハラナガツチバチの区別がいつも自信ありません。
今回は蜂を採集できていないので、動画をスロー再生で何度も見直すしかありません。
もしかすると、オオハラナガツチバチ♀にキンケハラナガツチバチ♂が誤認交尾を試みたシーンかもしれません。
♀の背板の黄色(白色)帯が3本か4本かが問題になるのですが、薄っすらと4本目が見えている点が不慣れな素人を悩ませるのです。
今回♀にアタックした♂の頭楯は黄色っぽく見え、背板の黄色帯は4本でした。

【参考サイト@平群庵昆虫写真館:オオハラナガツチバチキンケハラナガツチバチ(2)



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