2017年4月中旬
未だ落葉した状態のメタセコイア(=アケボノスギ)の梢で鳥の巣を見つけました。
多数の小枝をお椀状に組み合わせた巣です。
よく目を凝らすと、巣にハシボソガラス(Corvus corone)が座っています。
抱卵しているとしたら、♀なのでしょう。
松原始『カラスの教科書』によると、
・ハシボソガラスはハシブトガラスほど神経質ではなく、春先のスカスカの落葉樹に平気で巣を作る。(p47より引用)
・抱卵はほぼ♀のみが行い、抱卵期間はだいたい20日である。(p52より引用)
やがて巣の中で親鳥が立ち上がると、嘴で卵を転がしているように見えました。
(複数の卵を万遍なく温めるための転卵)
産座を嘴で整えてるだけかもしれません。
巣に座り直すと後姿になりました。
造巣の段階から定点観察していた訳でもありませんし、高木に登って実際に巣の中を覗いてみた訳ではないので、「抱卵ではなく抱雛ではないのか?」と問われたら「分からない」と正直に答えるしかありません。
実は別個体のカラスが近くで鳴き騒いでいたのですけど、撮り損ねてしまいました。
番(つがい)の片割れ(♂?)が縄張りを防衛していたのだろう、と想像しました。
背後の山々には未だ残雪が見えます。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
この巣も定点観察してみましょう。
つづく→アケボノスギ梢の巣で抱卵するハシボソガラス♀(野鳥)
実は7年前にもこの近くの柳の樹上でカラスの古巣を見つけています。
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