2017/07/21

メタセコイア樹上の巣で抱卵・転卵するハシボソガラス♀(野鳥)



2017年4月中旬

未だ落葉した状態のメタセコイア(=アケボノスギ)
の梢で鳥の巣を見つけました。
多数の小枝をお椀状に組み合わせた巣です。
よく目を凝らすと、巣にハシボソガラスCorvus corone)が座っています。
抱卵しているとしたら、♀なのでしょう。

松原始『カラスの教科書』によると、

・ハシボソガラスはハシブトガラスほど神経質ではなく、春先のスカスカの落葉樹に平気で巣を作る。(p47より引用)
・抱卵はほぼ♀のみが行い、抱卵期間はだいたい20日である。(p52より引用)



やがて巣の中で親鳥が立ち上がると、嘴で卵を転がしているように見えました。
(複数の卵を万遍なく温めるための転卵)
産座を嘴で整えてるだけかもしれません。
巣に座り直すと後姿になりました。

造巣の段階から定点観察していた訳でもありませんし、高木に登って実際に巣の中を覗いてみた訳ではないので、「抱卵ではなく抱雛ではないのか?」と問われたら「分からない」と正直に答えるしかありません。

実は別個体のカラスが近くで鳴き騒いでいたのですけど、撮り損ねてしまいました。
番(つがい)の片割れ(♂?)が縄張りを防衛していたのだろう、と想像しました。
背後の山々には未だ残雪が見えます。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

この巣も定点観察してみましょう。

つづく→アケボノスギ梢の巣で抱卵するハシボソガラス♀(野鳥)


実は7年前にもこの近くの柳の樹上でカラスの古巣を見つけています。

▼関連記事 
カラスの巣?【野鳥】


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む

  • カタオカハエトリ♂の誇示行動(蜘蛛)28/07/2017 - 0 Comments
  • スギ林道に現れた謎の鳥【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】(名前を教えて)11/03/2023 - 0 Comments
  • 晩秋の休耕地でニホンアナグマの越冬用巣穴の横に溜め糞場を見つけた!20/09/2024 - 0 Comments
  • 送電線の鉄塔dに帰巣したハシボソガラス(野鳥)14/08/2016 - 0 Comments
  • 真冬の雪山でカモシカの塒に来たホンドタヌキのペア♀♂【トレイルカメラ:暗視映像】24/12/2024 - 0 Comments