2014/03/02

林道を徘徊するヒメバチの一種(Coelichneumon albitrochantellus)♀



2013年10月下旬

里山の林道脇の草むらでヒメバチの仲間を見つけました。
何かを探索するように下草を徘徊したり、少し飛んだり、枯れ葉の下に潜り込んだりしています。
とても人懐こい(?)蜂で、やがて私のゴム長靴の上に登って来ました。
更に長靴からズボンに登って来たところを捕獲しました。
私の体温のぬくもりが気に入ったのかもしれません。

※ 非常に薄暗い環境で撮った映像なので、画質がいまいちです。


見たことのないヒメバチで、標本は腹部の両側に並ぶ白い点列が特に印象的です。


標本:背面@方眼紙
標本:胸背@方眼紙
標本:前伸腹節@方眼紙
標本:腹背@方眼紙
標本:側面@方眼紙
標本:腹部側面@方眼紙
標本:腹面@方眼紙
標本:胸部側面@方眼紙
標本:胸部側面-左翅@方眼紙
標本:顔@方眼紙
標本:左翅@方眼紙

いつもお世話になっている蜂類情報交換BBSにて問い合わせたところ、青蜂@管理人さんから以下のコメントを頂きました。
写真のハチの種名はわかりませんが、このハチはメスです。ヒメバチは腹節の数では雌雄を判別することはできないようです。
更に後日、Bacon.Lさんよりご教示頂きました。
ご質問のヒメバチは、Coelichneumonの種の♀だと思います。Coelichneumon albitrochantellus Uchida, 1955あたりでしょうか。
「チョウ目蛹から羽化脱出する内部・単寄生蜂」とのことです。


▼つづく▼
水浴びするヒメバチの一種♀


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