スズバチ泥巣の飼育記録
2012年5月中旬・室温22℃
スズバチの泥巣に寄生していたドロバチヤドリニクバエの成虫がまた一匹羽化してきました。
経緯を記した前の記事はこちらです→「スズバチの泥巣に寄生したドロバチヤドリニクバエの羽化」囲蛹からの脱出こそ見逃したものの、今回は翅芽が未だ伸びきっていないうちに気づきました。
泥巣の表面に止まって身繕いしています。
本来は泥巣からの脱出に使うはずの前頭嚢もヒクヒクしていますが、撮影アングルの問題であまりよく見えません。
急いで三脚の準備をして翅が伸びる様子を撮影しました。
10倍速の早回し映像でお届けします。
体液の内圧を利用し、風船が膨らむように皺くちゃの翅を伸ばします。
この後も続々と羽化してくるので、小さい昆虫の翅伸展の過程を接写する練習になります。
照明やアングルなど次第にコツを掴んで上達していきます。
(つづく)
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