2012/06/01

ニホンカナヘビ幼体は尻尾を自切するか?(失敗篇)



2012年5月上旬

草叢で見つけたニホンカナヘビTakydromus tachydromoides)幼体を何気なく素手で掴み取りしてみたらまさかの生け捕り成功!
コンクリートの上で解放すると逃げずに平然と日光浴しています。
カナヘビと言えば俊敏に走り回る印象なのに、随分おっとりした個体です。
体温が低い状態で鈍かったのかな?

(映像はここから)
接写すると喉がヒクヒク動いています。


身を守るための「トカゲの尻尾切り」は有名ですが、カナヘビはどうでしょうか?
不意打ちで尻尾を指で押さえても、ジタバタもがくだけで自切しませんでした。
離してやるとカナヘビ幼体はしばらく呆然としていましたが、やがて逃げて行きました。
そもそも初めに捕獲した際も尻尾切りを行いませんでした。


帰宅後に調べてみると、やはりカナヘビは自切するはずと判明。
wikipediaによると、
(ニホンカナヘビは)捕まりそうになると尾を自切することがあり、切れた尾が動いている間に逃げる。尾は再生するが再生した尾には骨がなく、時に二又になったものが見つかることもある。
自分でもすっかり忘れていましたけど、2008年に自切後の個体を観察しています。

関連記事→「尾の切れたニホンカナヘビ

機会があればもう一度実験してみます。
力の加減が分からないためおっかなびっくりでしたが、もっと手荒に扱わないと自切しないのかな?


【追記】
後日リベンジした成功篇はこちら


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