2012年5月上旬
森でメジロ(Zosterops japonicus)が、樹皮に着生した緑の苔の繊維を集めていました。
コナラの倒木の根元に下りて、細長い繊維を必死に嘴で引っ張り毟り取ると、咥えてどこかに飛び去りました。
巣材として利用するのでしょう。
メジロは
(ピッキオ『鳥のおもしろ私生活』p209より)
雌雄同色で見分けがつきませんし、巣材を集めていたから♀(あるいは逆に♂)とは言えないようです。
営巣地は見つけられませんでしたが、どんな巣を作るのでしょう。
以前、小枝(草?)を咥えて運ぶメジロの動画を撮ったことがあります。
『鳥の巣の本』p8によると
(メジロは)樹の枝の二股部分にクモの(卵嚢の)糸を巻き付けハンモック状にし、その中にススキの穂やコケを絡めて整形して、コップ状の巣を作ります。
産座には細い草の穂、動物の毛などを使う。
私もいつか自分でメジロの巣作りを観察してみたいものです。
造巣性の蜂だと営巣中の♀は気に入った場所で繰り返し巣材を集めることが多いのですが、今回その場で待ち続けたらメジロも再訪してくれただろうか?
野鳥は警戒心が強いので、こちらはブラインドに隠れて観察しないと張り込みは無理なような気がします。
メジロにしてみれば、わざわざ同じ場所に戻らなくても苔はそこら中にありますしね。
何という名前の苔だろう? |
【参考サイト】 メジロの巣
関連記事→「メジロの古巣を見つけた【野鳥】」
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