2012/02/18

ウスモンフユシャク♂【冬尺蛾】



2011年12月中旬・気温1℃

山中の建物の壁に冬尺蛾が止まっていました。
白壁の東面で地上88cmの位置でした。
触角を翅の下にしまっているということは、本格的にお休みモードです。
夕刻になり求愛交尾モードになると触角を翅の外に出すのだそうです。
顔を正面から見ても横から接写しても口吻は見えません。
多くのフユシャクは口吻が退化しており成虫は一切摂食しないのです。
現場で採寸すると前翅長15mm。
虫我像掲示板にてウスモンフユシャク♂と教えてもらいました。
動きが無いと映像で記録する醍醐味がないので、指でそっと触れてみました。
当然飛んで逃げてしまいましたけど、低温下で準備運動なしで直ちに飛び立てることが驚きです。







2012/02/17

車に怯える白毛の子猿



2012年1月上旬

民家の側にある小高い雪山に白毛の子猿が一頭座っています。
母猿と思われる成獣が付き添っています。
…と思いきや、母子関係ではないのか二頭は互いに逆方向へ移動し始めました。
成獣は平気で車道の方へ歩いて行くのに対して、子猿は車道を通る車に怯えたのか雪山に残りキョロキョロしています。


白毛の子猿もようやく車道の近くまで来たものの、除雪車が通りチェーンの騒音を嫌い走って逃げました。
顔をアップにすると瞳が黒いことからアルビノではないことが分かります。
白変種の個体なのかもしれません。
今回里の集落で遭遇したニホンザルの群れにはこうした白猿が何頭も混じっていました。
雪原で保護色の効果が多少はありそうですけど、白毛でない毛皮の子猿も居ました。
私は未だ成獣の白猿を見たことがありません。




2012/02/16

ヤマガラがブナの堅果を採食【野鳥】



2012年1月中旬

雪山の尾根でブナの樹上にヤマガラParus variusを発見。
かすかに鳴き声も聞こえました。
足元の枝に嘴を擦り付けたり、枝から枝へ飛んで移動したりしています。



もう一羽が奥の枝に止まっていることに気づきました。
嘴で熱心に何かをコツコツ叩いています。
初めは啄木鳥かと思ったのですが、ヤマガラでした。
ブナの実を脚で枝に押さえ付け、嘴で殻斗を叩き割ろうとしているようです。
中の堅果が目当てなのでしょう。






【参考動画】
NHKクリエイティブ・ライブラリーより
「ヤマガラ 枝にとまってブナの実をついばむ


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