2022/02/06

川で餌を探し歩くコサギ(野鳥)

 

2021年11月上旬・午後14:10頃・晴れ 

川の対岸近くに突き出た岩場の周囲に白い鳥ばかり(白鳥および白鷺)が集結していました。 
コハクチョウCygnus columbianus bewickii)の群れは幼鳥1羽と成鳥5羽の計6羽で、川面に浮いたまま昼寝したり羽繕いしたりしています。 
ダイサギArdea alba)2羽が岩の上に乗って佇んでいます。 
嬉しいことに、コサギEgretta garzetta)も1羽、混じっていました。 
実はコサギを撮れたのはこれが初めてです。 
普通種のはずなのに、私のフィールドでコサギを全く見かけないのは、かねがね不思議に思っていました。 
これまで私が馴染みのある白鷺と言えば、なぜかダイサギばかりでした。 
ダイサギとコサギが並ぶと、サイズの違いが際立ちます。 
日差しがとても強く、動画に撮ると白い水鳥の群れが白飛びして見えます。 
白鷺の混群(計3羽)と呼ぶにはあまりにもこじんまりした集まりです。 
白鳥も一緒に集まっているのは、やはり「類(白色の鳥)は友を呼ぶ」のでしょうか。 
有色のカモ類は同じ川でも別の場所に集結していました。


コハクチョウとダイサギがのんびり過ごしている中、コサギだけが浅い川の中を歩き回り、餌を探しています。 
足の指が黄色いのがコサギの特徴です。 
ダイサギが居座る岩場の周囲をゆっくりぐるっと一周してから、右(上流側)に離れて行きました。 
しばらくするとコサギは岩場に戻って来て、空いている岩に跳び乗りました。 
コサギは何度か水中に嘴を突っ込んだものの、残念ながら捕食シーンをしっかり観察することができませんでした。 
(この川は獲物が乏しい印象です。)

冬越しのため浴室の窓枠に潜むシダクロスズメバチ新女王

 

2021年11月上旬・午後22:15頃

夜に入浴した後、除湿のために窓を少し開けました。 
このとき、結露した窓枠アルミサッシの上の隙間にクロスズメバチの一種が頭だけ潜り込んで隠れていることに気づきました。 
「頭隠して尻隠さず。」 
おそらく昼間に窓を開放していた際に外から浴室に侵入し、隙間に潜り込んで寝ていたのでしょう。 
この時期(晩秋)に見られる個体は、たとえ♀であってもワーカーではなく新女王の可能性が高いです。 
女王蜂は次世代を残す使命があるので、戦いよりも逃げることを選びます。 
つまり攻撃性が低いので、刺される心配はあまりありません。 
もし雄蜂♂ならば毒針を持たないので、刺してきません。
私が右の人差し指で蜂の体にしつこく触れても動きが鈍く、すぐには逃げませんでした。 
触られた側に腹端を向けて毒針で刺そうとする素振りだけは示しました。(威嚇のブラフ) 
しかし実際には腹式呼吸するだけで、毒針は伸ばしていません。 

潜り込んでいた窓枠から出て避難しようとした蜂が滑落しました。 
窓枠の水平面に着地したまま、じっと静止しています。 
私がハンディカムを近づけて顔を接写すると、シダクロスズメバチVespula shidai)新女王と判明。 
翅を半開きにした警戒姿勢のままで動きが鈍いです。
浴室は暖かいですから、飛んで逃げなかったのは気温が低いせいではありません。
やはり寝ぼけているようです。
本格的に越冬を始めるには未だ時期が少し早いので、たんに今夜の塒として隠れていただけかもしれませんね。
あるいは別の可能性として、入浴中の浴室は湯気が立ち込めて湿度100%なので、気管で呼吸するシダクロスズメバチは溺れそうになっていたりして…?

体長を採寸するために採集し、1mm方眼紙の上に載せて写真を撮りました。(掲載予定)
シダクロスズメバチの体長は女王蜂が15~19mm、働き蜂が10~11mmとのことで、サイズからも新女王と確認できました。

2022/02/05

川の水を浴び羽繕いするオナガガモ♀(野鳥)

 

2021年11月上旬・午後14:30頃・晴れ 

久しぶりに川にやって来ると、冬鳥のオナガガモ♀♂(Anas acuta)が越冬のために渡来していました。 
各自が川面で水浴を始めました。 
今回は♀に注目します。 
(オナガガモ♂の水浴動画は別にまとめました。映像公開予定) 
川面で水浴と羽繕いを交互に繰り返しています。 
なぜか♀の水浴シーンがなかなか撮れず、苦労しました。 
群れの中で♀の個体数が♂よりも少ないのか、それとも♀の方が♂よりも警戒心が強く、私の近くに寄って来ないのかもしれません。 

他には比較的少数のカルガモも水浴していましたが、ここではオナガガモの方が優占種です。 


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