2019年9月中旬
野菜を栽培する畑に設置された黄色い風車が風を受けて勢いよく回っていました。
二枚羽の翼に銀色の目玉模様が描かれているので、野菜を食害に来る野鳥を怖がらせるための鳥害対策グッズなのでしょう。
しかし素人目には黄色と銀色という配色がいまいちで、あまり目立っていない気がします。
(鳥の目には怖く見えていたらそれで良いのですけど…。)
銀色の部分は鳥の目を眩しがらせる反射板のつもりなのか、それとも直射日光に晒されて退色したのかもしれません。
翼の内側には黒い線も書かれていて、風車が回ると黒い円の残像が描かれます。
黄色と黒の組み合わせは目立つ警告色ですが、もっと黒を太くすれば目玉模様になると思います。
風車には方向舵も付いているので風向きが変わっても対応できます。
方向舵の翼にも銀色の目玉が描かれていました。
風車の周りにスズメなどの野鳥は見当たりませんでした。
こうした鳥害対策グッズには、どうしても次第に野鳥が慣れてしまうという問題があります。
風車の近くで鳥が平気で農作物を食害していたという証拠映像を撮れたら動画ブログのネタとしてニュースバリューがあるでしょう。
商品の営業妨害になってしまうかもしれませんが、メーカー側も鳥に慣れが生じるまで時間の問題だというのは分かっているはずです。
少し意地悪な期待を持って私は田畑を見て回ってるのですが、今のところ忌避効果が持続しているようです。
▼関連記事
田んぼの稲穂を鳥害から守る目玉風車
2020年5月上旬・午後12:10頃・晴れ
庭に植栽されたナツグミでモンシロチョウ(Pieris rapae)が訪花していました。
ナツグミの樹冠をヒラヒラと飛び回り、高い枝に咲いた花にしか止まりません。
下の枝(私の目線の高さ)に咲いた花にも来て欲しいのですけど、辺りを忙しなく飛び回るクマバチ♂(映像公開予定)に追い払われてしまいます。
高所で翅をしっかり閉じた状態で吸蜜するので、翅裏を斜め下から見上げるアングルしか撮れません。
翅の表面に黒っぽいスジが見えるので、もしかすると山地性のスジグロシロチョウの仲間かもしれない…という気もしてきます。
撮影地は平地ですけど、周囲の植生は山地とみなせそうなぐらい豊かです。
近隣にモンシロチョウが好むキャベツ畑や菜の花畑はありませんでした。
同じ日に山地性のオオマルハナバチ♀もナツグミに訪花していたのに、平地性のクロマルハナバチの姿を1匹も見かけなかったのが不思議です。
なんとかして翅表の斑紋を見れないかと思い、飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみたら、おそらくモンシロチョウで良さそうです。。
2020年1月上旬・午後15:28〜15:42 および 15:47〜15:50・晴れ
▼前回の記事
川に佇み羽繕いする2羽のダイサギ(冬の野鳥)
川が堰に落ち込む少し手前で2羽のダイサギ(Ardea alba)がいました。
互いに少し離れて川の中に立ち尽くしています。
一見すると動きが乏しいようですが、長撮りして10倍速の早回し映像にすると、ちょっと面白くなります。
画角を引いたジオラマモードで撮ったので、ミニチュアみたいなコミカルな風景に見えます。
2羽の白鷺は足で頭を掻いたり羽繕いしたりしています。
やがて左の個体が白っぽい糞を排泄しました。(@1:20)
画面の左上奥には魚道が見えます。
実は初めの目論見としては、夕方になってダイサギの群れがここに続々と飛来して就塒前集合する様子を微速度撮影で記録したかったのです。
これは前々から撮りたいテーマでした。
▼関連記事(4年前の撮影)
・白鷺が集団就塒する川【前編:冬の野鳥】
・白鷺が集団就塒する川【後編:冬の野鳥】
ところが撮影中に私がどうしてもトイレに行きたくなり、結局日没の塒入りまで見届けられませんでした。
冬になると川沿いの公衆トイレが雪囲いで閉鎖されてしまうのが困ります。
紙オムツを履いてまで撮影に挑む根性は未だありません。