2020/03/20

アキノノゲシの茎を登るホソバセダカモクメ(蛾)幼虫



2019年9月下旬


▼前回の記事
アキノノゲシの果柄に食前トレンチ行動をするホソバセダカモクメ(蛾)の幼虫【10倍速映像】

アキノノゲシの実を次々に食べていたホソバセダカモクメCucullia fraterna)の幼虫bが茎をどんどん上に登っていきます。
茎の途中で止まり、食休み。

こんな目立つ場所で白昼堂々と休んでいたら鳥などの天敵に捕食されてしまいそうに思うのですが、黄色と黒のドギツイ斑紋が警告色になっているのでしょうか?
だとすれば、食草由来の毒を体内に蓄積しているのかもしれません。
それがブラフで実は食べても無毒だとすると、擬態の一種になります。
寄生されたイモムシが寄生者に行動を操作されて、死ぬ直前に高所(の目立つ場所)に登るという話もあるので、飼育したりしてもっと観察例を増やさないといけません。


ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫@アキノノゲシ茎+食休み
ホソバセダカモクメ(蛾)幼虫@アキノノゲシ茎+食休み・全景

落葉に溜まった水を飲むキイロスズメバチ♂



2019年10月上旬・午後15:35・くもり

峠道の端に溜まった濡れ落ち葉の水滴をキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)が舐めていました。
触角が長いので雄蜂♂ですね。
喉を潤すと飛び去りました。


▼関連記事
吸水に通うキイロスズメバチ創設女王
キイロスズメバチの吸水
水を飲むキイロスズメバチ♀


キイロスズメバチ♂@落葉+飲水
キイロスズメバチ♂@落葉+吸水

2020/03/19

土を舐めに集まるキタテハ秋型(ミネラル摂取)



2019年10月上旬・午前11:00頃・晴れ

舗装されていない農道で秋型のキタテハPolygonia c-aureum)が翅をゆるやかに開閉しながら歩き回っていました。
よく見ると口吻を伸ばして土を舐めています。
ナトリウムイオンなどのミネラルを摂取しているのでしょう。
日当たりの良い農道は乾いて見えますし、水溜り(泥)での吸水とは違います。

しばらくすると、もう1頭のキタテハが飛来し、近くに着地しました。
同様に地面を舐めながら歩いて先客に近づきます。
2頭は特に争うこともなく、各々がミネラル摂取に夢中です。

地面の特定の領域に蝶が執着しているのはなぜでしょう?
ひょっとすると飼い犬や猫が散歩中に立ち小便した跡なのかも?という妄想が浮かびました。
しかし土の成分を化学的に調べてみないことには分かりません。
実験で地面に尿を撒いてからチョウが集まって来るかどうか待ち伏せても面白そうです。
(勿論、実際に試すときには迷惑にならない適切な場所を選ばないといけません。)


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シータテハのミネラル摂取
シータテハの吸水@川岸


つづく→キタテハと共に土を舐めるヒメアカタテハ


キタテハ@砂利道+土舐め
キタテハ@砂利道+土舐め:ミネラル摂取

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