2020/02/14

イチジクの熟果を食べるヒメスズメバチ♀



2019年9月中旬・午後13:40頃

民家の庭で育ったイチジク(無花果)の木に多数のスズメバチ類が続々と飛来し、熟した果実を食害した結果、辺りに甘い芳香が漂っています。
ここでヒメスズメバチVespa ducalis)のワーカー♀を見かけるのは初めてです。
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。
果汁が滴りそうな瑞々しい果肉を舐めていました。

イチジクの発酵臭に誘われて小さなショウジョウバエの仲間も来ていました。
多数のショウジョウバエがイチジクの同じ熟果に群がっても、ヒメスズメバチは怒って追い払うこともなく無関心で食事を続けています。

複数個体を撮影。


ヒメスズメバチ♀@イチジク熟果食害
ヒメスズメバチ♀@イチジク熟果吸汁

ハツユキソウの葉裏に移動して日差しを避けるヒメアカタテハ



2019年9月中旬・午前10:20頃・晴れ

民家の花壇でハツユキソウという見慣れない園芸植物の白い斑入りの葉にヒメアカタテハVanessa cardui)が止まっていました。

初めは日の当たる葉表に止まり、閉じた翅を軽く開閉していました。
やがて落ち着くと翅をしっかり閉じてしまったので、日光浴の必要がないほど暑いのでしょう。
さらにハツユキソウの葉裏にくるっと回り込み、日陰に入りました。
よほど日向が暑かったようで、翅を閉じて休んでいます。
(気温を測るべきでしたね…。)
この個体が♀かどうか私にはヒメアカタテハの性別が見分けられないのですが、少なくとも産卵中ではありませんでした。



▼関連記事(3年前の撮影)
アカタテハ:初夏の避暑行動?


ヒメアカタテハ@ハツユキソウ葉表
ヒメアカタテハ@ハツユキソウ葉陰+休息


さて、園芸植物に疎い私はこの植物の名前を知りませんでした。
上位葉の全てに白い縁取り(斑入り)が入っています。
この時期には花が完全に散り終わっていて、緑色の実(蒴果)が付いていました。
ガーデニング関連の掲示板で問い合わせたところ、くれ子さんよりハツユキソウとの回答を頂きました。
クリスマスの時期に花屋に並ぶポインセチアと同属なのだそうです。
ヒメアカタテハ幼虫の食草はキク科植物ですから、トウダイグサ科のハツユキソウに来ていたのは、たまたま休息のため立ち寄っただけでしょう。
来年はハツユキソウの花や訪花昆虫を観察するつもりです。


ハツユキソウ:斑入りの上位葉+実(蒴果)
ハツユキソウ・全景
ハツユキソウ:下位葉は全体が緑色

2020/02/13

池のガマ群落に佇むゴイサギ幼鳥(野鳥)



2019年9月上旬・午後18:04(日没時刻は18:02)

日没直後の溜池で1羽のゴイサギNycticorax nycticorax)幼鳥(=別名ホシゴイ)がガマの群落で休んでいました。
岸の集まったゴイサギ幼鳥の群れ(映像公開予定)から少し離れ、池の中に倒伏したガマの茎に乗っています。
その場で方向転換する際に、軽く羽ばたいてバランスを保ちました。

近くでカワセミが鳴いています♪

※ 夕暮れに撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げました。


ゴイサギ幼鳥(野鳥)@溜池:ガマ群落

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