2013/09/26
タケニグサの花で振動集粉するクロマルハナバチ♀
2013年7月下旬
里山の雑木林でタケニグサの群落がヒトの背丈を優に超える高さまで育ちました。
その白い花でクロマルハナバチ(Bombus ignitus)のワーカー♀が何匹もせっせと振動集粉していました。
後脚の花粉団子に白く大きな花粉団子を付けています。
花から花へと停空飛翔(ホバリング)する間に空中で脱糞する様子も映像に写っていました。
白い花粉が体から落ちたのではなく、排便だと思います。
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ハチ・アリ(膜翅目),
訪花
ブチヒゲカメムシの交尾
2013年8月上旬
川の土手に咲いたムラサキツメクサの花の上でブチヒゲカメムシ(Dolycoris baccarum)の♀♂ペアが交尾していました。
この時期にあちこちでよく見掛けるカメムシですが、どうもムラサキツメクサの花、それも咲き終えて枯れかけの花が好みのような印象を受けます。
という事は、吸蜜ではなく実(子房?)から吸汁しているのかもしれません。
交尾器を連結したまま花の上で歩き回ります。
静止状態でも小柄な♂が尻をピクピク動かしています。
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配偶行動,
訪花
2013/09/25
生垣の竹筒を物色するオオハキリバチ
2013年8月上旬
川沿いにある民家の庭でウコギの生垣を束ねる竹筒をオオハキリバチ(Megachile sculpturalis)が物色していました。
蜂が竹筒(内径Φ15〜17mm)の中に侵入したのを見て、撮影開始。
しばらくすると、蜂が竹筒の中から後退して外に出て来ました。
竹筒の穴の場所を記憶するために定位飛行してから飛び去りました。
状況説明のため引きの絵にしたら蜂がすぐに戻って来ました。
ウコギの生垣を挟み込むように2本並んだ竹筒を、蜂はホバリングしながら見比べているようです。
再び右の竹筒を選ぶと、穴の中に頭から潜り込みました。
やがて中から後退して出てくると飛んで巣穴を離れました。
こんな街中(平地)にオオハキリバチが生息しているとは意外でした。
観察した行動から、今回の個体は♀のような気がします。
♀だとしたら営巣に適した穴を探索しているのでしょう(借坑性)。
近くに神社があるので、巣材の樹脂は境内の御神木(スギ、マツ)から調達できそうです。
(もし♂だとしたら、巣から♀が羽化するのを待っているのかもしれません。)
この場所は遠くて滅多に通えないのですが、結局この竹筒にオオハキリバチ♀が正式に営巣することはなかったようです。
近場で太目の竹筒トラップを仕掛けたらオオハキリバチの営巣を観察できそうです。
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ハチ・アリ(膜翅目),
造巣
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