2012/04/05

キボシアシナガバチ新女王の日光浴と身繕い、徘徊



2011年11月上旬

神社境内の板壁で見つけたキボシアシナガバチ♀。
時期的にワーカーではなくコロニー解散後の新女王だと思いますが、私には見分けられません。
日光浴しながら身繕いしています。
やがて歩き回り始めました。
新女王だとしたら、越冬地を探しているのだろうか?
少なくとも2匹いました。


撮影後に一時捕獲して持ち帰り、ハチミツを与えてみました。
つづく→「蜂蜜を舐めるキボシアシナガバチ新女王

2012/04/04

朽木の巣穴に出入りするゴジュウカラ【野鳥】



ゴジュウカラ巣穴の定点観察記1

2012年3月中旬

未だ雪が残る低山で、細長い朽木の上部にキツツキが開けたと思われる穴に出入りしている鳥を発見。
ゴジュウカラSitta europaeaは初見になります♪
2羽が出入りしているので、こんな早春からつがいで営巣中なのだろうか。
この朽木は下部の二股に残る樹皮および周囲の森の環境からアカマツだと思います。

動画とは別に撮った写真を見直すと、シジュウカラParus minorが同じ巣穴を覗き込んで物色しているピンボケ写真が一枚だけ撮れていました。
繁殖期を前に、種間で営巣地の争奪戦があるのかもしれません。




どの野鳥が勝ち取るにしても、これから本格的に巣作りを始めるのなら定点観察してみたいものです。

(つづく→その2


【追記】
有澤浩『北の樹海の博物誌――富良野の森に生命(いのち)のドラマを見る(22世紀アート)』という名著によると、
 ゴジュウカラは樹洞営巣性の鳥だが、自らは巣穴を掘れず、自然にあるうろやキツツキ類の古巣などを利用して繁殖する。しかし、なんらかの理由で営巣場所が見つからないと、やむなく他の鳥の使用中の巣の横取りをたくらむことになる。




2012/04/03

コカマキリ♀bの卵鞘作り



コカマキリの飼育記録

2011年11月中旬・室温20℃

夜にふと気づくと、コカマキリ♀bが産卵していました。
飼育容器はDVDスピンドル容器をリサイクルしたもので、止り木として割り箸を斜めに入れてあります。
今回で5個目の卵鞘は割り箸の下面に産みつけられていました。
前回の産卵から13日後になります。
ちなみに、この♀は飼っていたコカマキリの中で最後まで生き残った長寿かつ多産の個体です。
容器の蓋を開けてもコカマキリ♀bは無我の境地で泡立て作業を続けます。
インターバル撮影(微速度撮影)の準備が間に合わなかったので、今回は通常のマクロ動画で記録してみました。


産卵の♀は口髭が活発に動いています。
頭が容器の底に付いてしまい窮屈そう。
なぜもっと上の場所から産み始めなかったのか不思議。
体を横に「く」の字に曲げてなんとか凌いでいるものの、首を寝違えないか心配になります。
♀はこれより下に行きたくても移動できないので、今回の卵鞘は全体の造型が寸足らずになってしまいました。
一仕事終えた♀はようやく窮屈な姿勢から開放され、満足気に身繕い。
産卵後のコカマキリ♀は腹端に白い付着物があるので、野外でもすぐ見分けられます。



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