2023/07/29

クマバチ♀がベニバナインゲンの花で休む猛暑の昼下がり

 

2022年7月下旬・午後13:20・気温35℃ 

郊外の家庭菜園で今年もベニバナインゲン(別名:花豆、紫花豆)を育てていました。
1匹のキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が採餌活動もしないで、真っ赤な花にしがみついて休んでいました。 
顔色が黒かったので♀と判明。 
後脚の花粉籠は空荷でした。 
蜂にズームインしてみると覚醒しており、口器を動かしながら激しい腹式呼吸をしていました。 
あまりにも暑過ぎる昼下がりは蜂もシエスタ(午睡)するのかな? 
蜂好きによる被害妄想かもしれませんが、畑に安易に撒いた農薬(殺虫剤)のせいで死にそうになっているのでは?と勘ぐってしまいます。

同じ場所で2年前にも同様のシーンを見ているので、再現性がありそうです。 


朝など涼しい時間帯なら、ハナバチ類が元気に採餌する様子が観察できるでしょうか?
比較対象として、全く別の畑で育ったベニバナインゲンでクマバチの訪花行動を観察できれば良いのですが、今のところ当地ではベニバナインゲンをほとんど見かけません。
自然界のハナバチ類が弱って減少すると、多くの作物が受粉ができなくなり、深刻な食糧不足になると懸念されています。



 
 ↑【おまけのニュース動画】 
" Extreme heat is killing bees" by CNN 

世界各地で異常気象が進行し、真夏日が続いています。 
気温が異常に高くなった結果、ミツバチの巣が溶けてしまいコロニーが維持できなくなって死滅する危険が指摘されています。 
材に穿孔するクマバチの巣は蜜蝋で作るミツバチの巣とは全く違いますが、暑すぎる夏のせいで送粉者の世界的な減少が心配です。
昆虫は涼しい高山に逃げたり夏眠したりするように進化するかもしれません。


 

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