2022/04/14

雪山の杉林を通るニホンイノシシ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2021年12月下旬 

里山の杉林の林道沿いに設置したトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で撮れた映像の中でニホンイノシシSus scrofa leucomystax)が2回登場したシーンをまとめました。

関連記事(12月中旬の撮影)▶ 杉林の獣道を往来する野生動物たち【トレイルカメラ:スライドショー】

前回は私の設定ミスで写真しか撮れなかったのですが、ようやく証拠動画が撮れました。 
出現頻度はカモシカより低いものの、確かにイノシシが山形県の雪山に生息していることが分かりました。 

トレイルカメラを写真+動画モードに設定すると、撮影時の気温データを取得できます。 
ところが肝心の動画を録画開始するまでに数秒のタイムロスがあり、一長一短です。 


シーン1:12/24・午後19:35・気温4℃ 
杉林を突っ切る林道をイノシシが左から登場しました。 
雪で埋もれたタヌキの溜め糞場sで立ち止まり、雪面の匂いを嗅いでから右へ立ち去りました。

シーン2:12/30・午前8:31・気温5℃・小雪 
イノシシは夜行性という訳ではなく、明るい日中も活動するようです。 
今度は進行方向が逆で、右から左へカメラの前を横切りました。 
早足の移動だったようで、動画モードの起動が間に合いませんでした。 
小雪がちらついています。

カメラの画角が斜めになっていました。 
どうやらスギの枝に積もった雪の塊が落ちた際にカメラを直撃し、画角が変わってしまったのでしょう。 
それでもタフなトレイルカメラは愚直に監視任務を遂行してくれました。
これ以降、年明けのカメラ回収時(1月上旬)まで野生動物は何も写らなくなりました。 
再び落雪がカメラを直撃したようで設置角度が極端な下向きになり、林道の手前の雪面しか写らなくなっていました。
こういう事態を防ぎたいのであれば、トレイルカメラを落雪から守る頑丈な屋根を設置する他ありませんが、現実的ではありませんね。



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