2019/09/07

キンギンボクの花で集粉するスミゾメハキリバチ♀



2019年6月中旬

川べりの護岸付近に咲いたキンギンボク(別名ヒョウタンボク)の群落でムナカタハキリバチ(別名スミゾメハキリバチ)♀(Megachile willughbiella sumizome)が忙しなく訪花していました。

一瞬クロマルハナバチ♀と見間違えそうになりましたが、腹部下面にオレンジ色のスコパ(集粉毛)が見えるので、ハキリバチ科の♀と分かります。

訪花シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、ムナカタハキリバチ♀は毎回花の雄しべにしがみついています。
飛翔筋の運動で雄しべの葯に振動を与え、落ちてくる(降り注ぐ)花粉を集めているようです。
この採餌法を振動集粉と言います。
このとき黒い舌を伸ばしても蜜腺には届いていないようなので(@1:40)、吸蜜はせずに集粉(花粉集め)に専念しているようです。


スミゾメハキリバチ♀@キンギンボク訪花

0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む

  • リョウブを訪花するカラスアゲハ♂の羽ばたき【ハイスピード動画&HD動画】08/10/2013 - 0 Comments
  • ニホンアナグマの溜め糞をほじくり返してみると…09/03/2024 - 0 Comments
  • 後食中に排便するゴマダラカミキリ17/10/2020 - 0 Comments
  • クロマルハナバチの巣穴に侵入するクロスズメバチ♀の謎【HD動画&ハイスピード動画】04/12/2016 - 0 Comments
  • ヤマアカガエルは繁殖池の底でも♀に飢えた♂同士で互いに追い回す10/06/2021 - 0 Comments