2018年4月下旬
河畔林で葉が芽吹き始めたオニグルミの枝に一羽のヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)が止まって頻りに鳴いていました。
初めは後ろ姿だったヒヨドリが、途中からこちらを向いてくれたおかげで、鳴き声と嘴の動きが一致していることを確認できました(リップシンクロ)。
聞き慣れない独特の節回しは
(私は聞きなしをするセンスが無いので、この鳴き方を文字で上手く書き起こせません。)
縄張り宣言で♀を呼んでいるのでしょうか。
後半(@1:26〜)はいつものようにヒーヨ、ヒーヨ♪と甲高い警戒声を発しました。
結構長い時間に渡って、囀り、地鳴き、警戒声など多彩な鳴き声を披露してくれました。
前半の鳴き方が囀りだとすれば、この個体は♂なのかな?(外見では見分けられません。)
声紋解析してみたいのですが、川の流れる音や風切り音などピンクノイズがありそうです。
【追記】
高木清和『フィールドのための野鳥図鑑:野山の鳥』を参照すると、ヒヨドリの
ピイーヨ、ヒッピィ、ピョピョピョ、ピョーピィ、ピィピィピィピィヒィーョヒョ(よく通る声で、連続して)(p60より引用)
今回の映像で記録された鳴き方がこの聞きなしに当てはまるとは思えず、どうもしっくりきません。
生息地域の違いによる方言や個体差があるのでしょうか?
一方、地鳴きの聞きなしは次のように記述されていました。
ヒイーヨ/ヒイーョ、ヒョヒョ/ピィヨ、ピィヨ、ピョピョ/ピィーピロロロ(高い声でゆっくりと)/ピィーョ、ピィピィョ(かすれた声で)
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