2015/04/05

鳥に壊されたキイロスズメバチの古巣



2014年11月下旬

▼前回の記事
キイロスズメバチの古巣を壊して捕食するヒヨドリ(野鳥)

少々退屈でくどい映像かもしれませんが、状況説明のため色んなアングルで撮った記録です。
おそらくキイロスズメバチVespa simillima xanthoptera)が今季作ったと思われる楕円球の古巣は高木の樹冠に吊り下げられていました(目測で地上からの高さ〜12m)
野鳥(ヒヨドリ)に散々つつかれた結果、外被上部と側面の数カ所から抉られたように破壊され巣盤が剥き出しになっています。

木によじ登って古巣を採集しようと幹に取り付いてはみたものの、あまりの高さに怖気づき断念しました。
身軽な幼少期は木登りが得意だったのに、体重が増えていつの間にか上手く登れなくなっていたことに我ながら愕然としました。
今後のフィールドワークのためにも、正しいロープワークを覚えて安全な木登りをマスターしたいものです。

今流行りのドローン(ラジコンヘリ)を飛ばして空撮しても面白いかもしれません。

古巣の高さを求める
目測よりましな方法を考えました。
地面から1m、2mの位置で幹にビニールテープを巻いてから、喬木の全体像を離れた位置から写真に撮りました。
写真上で採寸し比例計算した結果、巣の高さは約7.8mと算出できました。
写真の歪みや誤差もあるのでしょうが、目測は過大評価でした。


底面
底面
全景

キイロスズメバチが営巣した高木は川辺りにそびえ立ち、ほとんど落葉していました。
樹皮の様子と枝に少しだけ残った枯葉を手がかりに調べると、樹種はハンノキ…ではなくてヤマナラシ(=ハコヤナギ)のようです。(自信なし)


幹の樹皮
枯葉の葉表
枯葉の葉裏
樹皮に独特の菱型模様

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