2015/07/29

住居網を紡ぐネコハエトリ【蜘蛛:微速度撮影】



2015年6月中旬・室温24℃・湿度57%

ネコハエトリ♀(Carrhotus xanthogramma)を幼体から飼育しています。
(亜成体♀だと思うのですが、真面目にステージを検討していません。)
単調な飼育環境でなるべく退屈しないようにトイレットペーパーの芯を入れておくと、キャットタワーのように登り降りしたり隠れ家にもなります。
糸や食べかすで汚れたら使い捨てします。

飼育容器内を掃除したついでにトイレットペーパーの芯を交換すると、容器側面の隙間で新たに造網を始めました。
徘徊性クモに属するハエトリグモの場合、獲物を取る粘着性の罠ではなく、自分が隠れる住居網です。
トイレットペーパーの芯を容器の中央からわざとずらして壁面に近づけて置けば、狙った場所に造網させることができます。
ネコハエトリが住居網を張る様子をプラスチック容器越しに微速度撮影してみました。
30倍速の早回し映像をご覧下さい。
この日は昼間にハエを1匹平らげた後なので、糸の分泌量は充分あるはずです。

背景がトイレットペーパー芯の黄土色なので、クモが紡ぐ白い糸が見えにくいですね。
次回やるとしたら、予め黒く塗っておこうと思います。
ときどき休憩して身繕いしています。
住居網は中で方向転換が可能な大きさです。
途中で住居網の外に出て一回りすると住居網の下側から潜り込みました。
住居網はトンネル状で、どちらからでも出入りできます。

以下の写真は翌日に撮影。



【おまけの映像】


↑同じ素材で20倍速映像



↑10倍速映像
※ これだけ自動色調補正を施したら、容器越しのやや不鮮明な映像が改善されました。



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