2024年6月中旬・午後14:40頃・晴れ
郊外を流れる川で、セグロセキレイ♂(Motacilla grandis)が下流から飛来すると、流れの早い階段式落差工(階段工)のすぐ下で水浴びを始めました。
水浴シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:22〜)
川の水で常に濡れているコンクリートの段差は、苔むしています。
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この時期には、リンゴの木で「生理的落果」と呼ばれる自然な落果が起こります。これは、開花後20~40日頃(多くは6月上旬~中旬)に見られる現象で、未熟な青い果実が地面に落ちることが普通にあります。 したがって、6月中旬にリンゴ園の地面に未熟な青いリンゴの果実が落ちている状況は十分に考えられます。このため、ニホンザルが園内で食べていた果実が、落下した未熟リンゴであった可能性は高いです。
ニホンザルは未熟で青いリンゴのような渋い果実も食べることがあります。 ニホンザルは人間とは異なり、苦味や渋味に対して鈍感であることが複数の飼育・観察記録から示されています。たとえば、人間には渋くて生食できない渋柿を、ニホンザルは好んで食べるという事例が報告されています。 野生下でも、ニホンザルは利用可能な果実や種子を選好する傾向があり、果実の質よりも入手しやすさが食物選択に大きく影響する場合があります。したがって、他に食べやすい果実が少ない時期や、目の前に未熟果が豊富にある場合、渋みがあっても食べることが十分に考えられます。 ニホンザルはもともと雑食性で、季節によってさまざまな植物の部位や未熟な果実も食べることが知られています。 よって、未熟で甘みが少なく渋いリンゴの落果であっても、ニホンザルが食べることは十分にあり得ます。
アゲハチョウ科(Papilionidae)では、前翅と後翅は基本的に連結していません。 鱗翅目(チョウ目)の中でも、アゲハチョウ科を含む多くの「チョウ類」では、ガ類に見られる「フレネュラムとレティナクル(frenulum and retinaculum)」による前翅と後翅の連結機構が退化または消失しています。そのため、アゲハチョウ科の蝶は前翅と後翅が独立して動きます。撮影後にノアザミの総苞片が粘ることを確認しました。