2023年6月中旬
ニホンアナグマ(Meles anakuma)が営巣地(セット)で欠伸とくしゃみをしたシーンをまとめてみました。
シーン1・6/11・午前2:15(@0:00〜)
アナグマ♀が身震いしてからアクセストレンチに座り込み、欠伸をしました。
腹面に乳首が見えたので、母親♀と分かります。
手前の巣穴Lに入るかと思いきや、幼獣を迎えに行ったようです。
軽い唸り声♪のような鳴き声がかすかに聞こえました。
巣口Lに1頭の幼獣の姿がちらっと写りました。
ちなみに、6/11から東北地方南部が梅雨入り宣言しました。
シーン2・6/16・午前4:45(@0:38〜)日の出時刻は午前4:13。
雨が激しく降りしきる早朝に巣外に出てきたアナグマが、2つの巣口RとLを行ったり来たりしながら、交互に点検しています。
巣口Rに顔を突っ込みながら、くしゃみをしました。(@1:13〜)
巣口Rから立ち去る際にもくしゃみ?をしました。(@1:29〜)
2回目は怒りの鳴き声のようにも聞こえます。
この個体が♀なのかヘルパー♂なのか、私には見分けられませんでした。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
※ 鳴き声が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
余談ですが、梅雨入りして大雨が降り続くと巣内へ泥水が浸水するのではないかと心配です。
巣内から掘り出した土を捨てるため、巣口から外に向かってアクセストレンチと呼ばれるなだらかな坂が作られています。
大雨が降ったら、アクセストレンチから雨水が巣内にどんどん流れ込むはずです。
せっかく集めた大量の巣材(寝床)も、雨で濡れてしまったらカビが生えたりして不衛生・不快になるでしょう。
水浸しにならないように巣内の構造に何か工夫が施されているのでしょうか?(排水対策)
我々ヒトが雨天時に野外でキャンプする際には、テントの周囲には必ず排水溝を掘ります。
私がアナグマなら、例えば以下のような対策を考えます。
- アクセストレンチに直行するような溝を巣口に掘る。
- 巣穴のトンネルは巣口から斜め下に一旦深く掘り進めてから少し上向きに角度を変えて上がった位置に居住区を作る。
- 本当に豪雨が降ったら巣口を中から閉じる。
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