2022/07/03

川岸の止まり木を先客から乗っ取るカワウ(冬の野鳥)

 

2021年12月下旬・午後13:30頃・晴れ

雪国では冬になると街中の雪を川に捨てるようになります。 
その雪解け水で川が増水したせいか、岸に並ぶカワウPhalacrocorax carbo hanedae)の止まり木(倒木)が減っていました。(沈んだ? 流出?) 
それでも4羽のカワウが倒木でのんびり羽繕いしたり休んだりしています。 
少し奥に見える2本の長い倒木には雪が積もっていました。 
その長い倒木に晩秋にはカワウが鈴なりに並んでいたのに、積雪期になるとなぜか1羽も止まらなくなりました。
関連記事(1月前の撮影)▶ 昼間と同じ止まり木を塒とするカワウ、夕方に飛び去るカワウ(野鳥)
 
冠雪した斜めの止まり木は不安定で、着地する気になれないのかな? 

川面で遊泳する1羽の個体に注目しました。 
(それまでは潜水漁を繰り返していたようです。) 
何度も嘴を水でゆすいでから、軽く水浴びしました。 
そして下流に向かって助走すると、飛び立ちました。 
低空で飛ぶと滑空し、コロニーの横の川面に着水しました。 
川岸の細い倒木から先客を追い出して川面から飛び乗りました。 
背後から止まり木を乗っ取られた先客は、特に激しく抗議したり喧嘩したりすることもなく、別の止まり木に移動しました。 

すぐにまた別個体のカワウが上流から飛来し、急降下するとコロニーの横の川面に着水しました。 
この個体はカルガモが休んでいた倒木に狙いを定めると、先客を追い払って川面から飛び乗りました。 
もう少し混み合ってくると、川岸の止まり木を巡って小競り合いが勃発しそうです。 

これで川岸に集まったカワウは計6羽になりました。

2022/07/02

八重桜カンザンの花蜜を吸うクロマルハナバチ創設女王

 

2022年4月下旬・午後14:50頃・晴れ 

公園に植樹された八重桜にピンクの花が満開に咲いています。 
ソメイヨシノとは違って、開花と同時に茶色っぽい若葉も開いています。 
そこにクロマルハナバチ♀(Bombus ignitus)が訪花していました。 
大型の個体ですし、時期的に未だワーカー♀ではなく、創設女王のようです。 
八重咲きの花には雄しべがないので、集粉できません。 
(よく見ると、雌しべもありませんね。) 
したがって、後脚の花粉籠が空荷なのも当然です。 
残念ながら蜂はすぐに飛び去り、見失ってしまいました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 

帰宅してから『サクラハンドブック』で調べると、どうやらカンザンと呼ばれる品種のようです。
現在では八重咲きのサクラといえばこの品種 色の濃い花と若葉が同時に咲く。かつては身近にある花や葉に赤みが強い八重咲きで遅咲きのものなら本品種である可能性が非常に高かった(p66より引用)

2022/07/01

稲刈り前の田んぼの畦道で飛び回る冬羽のノビタキの群れ(野鳥)

 

2021年9月下旬・午前11:20頃・晴れ 

収穫前の稲穂が黄金色に輝く田んぼで冬羽のノビタキSaxicola torquata)が数羽、畦道に生えた雑草に止まっていました。 
南へ渡る途中の小群なのでしょう。 

秋風に揺れるススキの茎から飛び立ち、少し離れたアメリカセンダングサの茎に止まり直しました。 
ノビタキが飛び立つ瞬間をまずは1/5倍速のスローモーションでご覧下さい。 
直後に等倍速でリプレイ。 
右に流し撮りする間に、もう1羽居ることに気づきました。 
今度は畦道から田んぼに飛び降りて何か虫を捕食したようです。 
手前のイヌビエに止まり直しました。

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