2021年12月下旬・午後13:30頃・晴れ
雪国では冬になると街中の雪を川に捨てるようになります。
その雪解け水で川が増水したせいか、岸に並ぶカワウ(Phalacrocorax carbo hanedae)の止まり木(倒木)が減っていました。(沈んだ? 流出?)
それでも4羽のカワウが倒木でのんびり羽繕いしたり休んだりしています。
少し奥に見える2本の長い倒木には雪が積もっていました。
その長い倒木に晩秋にはカワウが鈴なりに並んでいたのに、積雪期になるとなぜか1羽も止まらなくなりました。
関連記事(1月前の撮影)▶ 昼間と同じ止まり木を塒とするカワウ、夕方に飛び去るカワウ(野鳥)冠雪した斜めの止まり木は不安定で、着地する気になれないのかな?
川面で遊泳する1羽の個体に注目しました。
(それまでは潜水漁を繰り返していたようです。)
何度も嘴を水でゆすいでから、軽く水浴びしました。
そして下流に向かって助走すると、飛び立ちました。
低空で飛ぶと滑空し、コロニーの横の川面に着水しました。
川岸の細い倒木から先客を追い出して川面から飛び乗りました。
背後から止まり木を乗っ取られた先客は、特に激しく抗議したり喧嘩したりすることもなく、別の止まり木に移動しました。
すぐにまた別個体のカワウが上流から飛来し、急降下するとコロニーの横の川面に着水しました。
この個体はカルガモが休んでいた倒木に狙いを定めると、先客を追い払って川面から飛び乗りました。
もう少し混み合ってくると、川岸の止まり木を巡って小競り合いが勃発しそうです。