2020/07/14

早春の里山を遊動中に大喧嘩するニホンザルの悲鳴♪



2020年3月中旬・夕方

里山の雑木林を遊動するニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れで大喧嘩が勃発しました。
凄まじい悲鳴と威嚇の鳴き声が辺りに響き渡ります。
鬱蒼とした落葉灌木の茂みに覆われて、林床の斜面を走り回るニホンザルの姿は一瞬しか写っていません。
喧嘩の原因も不明です。
鳴き声だけでも記録する価値があるので、公開しておきます。

※ 動画編集時に彩度を少し上げ、音量を強制的に上げています。


モミ樹上の巣で求愛給餌するハシボソガラスの♀♂つがい(野鳥)



2020年3月上旬・午後17:05頃

池の岸に聳え立つモミ高木を見に行くと、この日は天辺の枝にカワウは止まっていませんでした。
梢の巣に運び込まれた巣材(小枝)の量が前回よりも増えていたので、造巣作業が進行中のようです。
その巣に2羽のハシボソガラスCorvus corone)が出入りしている証拠映像を初めて撮ることができました。
このモミ樹上の巣はカワウが作ったものではないか?と内心期待していたのですが、予想(願望)が外れました。
暖冬の影響で例年よりもカラスの造巣開始が早いかもしれません。

♂と思われる1羽が帰巣すると、在巣の個体(おそらく抱卵中の♀)に口移しで何か白い塊を給餌しました。
慌てて巣にカメラを向けて撮った一瞬の出来事なので、まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。
給餌メニューは不明です(拾ってきたパン?)。
夫婦間の求愛給餌だろうと思うのですが、交尾行動は見ていません。


▼関連記事(3年前の撮影)
ハシブトガラス♀♂の求愛給餌と相互羽繕い(野鳥)

♀が巣に残って抱卵するかと思ったのに、下からカメラを向けている私を警戒しているのか、残念ながら2羽ともすぐに巣から飛んで逃げてしまいました。
別々の方向に飛び去ったうちの1羽は私の頭上を飛び越えて行ったので、縄張り内をうろついては営巣木を見上げる怪しい奴を偵察に来たのでしょう。
しかしハシボソガラスはハシブトガラスに比べると穏健でヒトに寛容なので、無礼な私に対して怒って鳴いたり威嚇するなどの攻撃的な行動はありませんでした。






2020/07/13

早春の砂防堰堤の水中にヤマアカガエルの卵塊



2020年3月中旬・午後

里山で沢の水を堰き止める砂防堰堤が例年より水量が激減していました。
異常な暖冬で里山には雪がもうほとんど無く、沢に雪解け水がほとんど流れていないのです。
これから生き物の暮らしにどんな影響を与えるのか、心配になります。

砂防堰堤に柳の灌木が生えていて、その根際の浅い水中にヤマアカガエルRana ornativentris)が産み付けたと思われる卵塊を見つけました。
ゼラチン質の卵の中で黒い胚が育っていますが、オタマジャクシは未だ孵化していませんでした。
ここは日当たりが悪い谷筋なので水温が低いのでしょう。

▼関連記事(同じ日に山麓の水溜りで撮影)
ヤマアカガエルの卵塊とオタマジャクシ

来年こそは早春に繰り広げられるヤマアカガエルの繁殖行動や産卵行動を忘れずに観察してみたいものです。


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