2019年9月下旬・午前11:30頃
河川敷に咲いたイヌコウジュの群落でツバメシジミ♀(Everes argiades hellotia)が訪花していました。
翅を半開きのまま吸蜜しています。
翅が擦れていて、♀の特徴である後翅表の橙斑が不明瞭な個体です。
左前翅翅頂が破損しており、右後翅の尾状突起も失われています。
触角を模した尾状突起が左右非対称になったせいか、この個体は自己擬態のための翅を擦り合わせる運動をしませんでした。
日光浴してるのかな?
吸蜜シーンをもっとじっくり撮りたかったのですが、すぐに飛び立ってしまいました。
逆風に立ち向かいながらイヌコウジュの群落を飛び回ります。
隣接するマメ科植物?やイネ科の葉に着陸すると、翅を広げた姿勢で小休止。
ときどき横風で翅が煽られています。
葉から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:53〜)
その後はしばらく待ってもイヌコウジュに訪花してくれませんでした。
ツバメシジミ♀@イヌコウジュ訪花吸蜜 |
ツバメシジミ♀@?葉 |
ピッキオ『花のおもしろフィールド図鑑 秋』で調べ、
萼の裂片が尖っている点を決め手によく似たヒメジソを除外しました。(p73より)
イヌコウジュ花 |
イヌコウジュ花・全景 |