2019/11/09

オニグルミの木を登るニホンザル♀



2019年7月下旬・午前6:32

早朝の山麓でオニグルミの高木にニホンザルMacaca fuscata fuscata)の若い♀が取り付き、ほぼ垂直に伸びた幹をスルスルよじ登ると、叉の部分に腰掛けました。
隣の灌木(ウワミズザクラ?)の小枝の樹皮をかじったようですが、後ろ姿ではっきり見えませんでした。
顔に掛かる枝葉をうるさそうに払いのけています。
興味津々で私を見下ろしています。
やがて座っていた横枝に立ち上がると、再び幹をよじ登り始めました。
木登りのスキルは流石です。


ニホンザル♀@オニグルミ樹上

訪花中のオオハキリバチ♂に産卵するヤドリバエ♀の早業



2019年7月下旬・午後17:34

夕方、イタドリの花にオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が訪れ吸蜜していました。
ここまでは数日前と同じです。


▼関連記事
イタドリの花蜜を吸うオオハキリバチ♂ @同じ場所で撮影

そこへ飛来したハエが通り過ぎかけたものの、引き返すと狙いを定めてオオハキリバチ♂に素早くぶつかって離れました。
まるで当て逃げのようです。
オオハキリバチ♂は驚いて花から滑落しました。
すぐに立ち直ったようで、イタドリ群落の左下隅の隙間の奥に飛び去るオオハキリバチ♂の姿が映っています。

この一瞬で一体何があったのでしょうか?
思わせぶりなハエの行動を1/10倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。

ハイスピード動画ではないので、カクカクとコマ落ちするのは仕方がありません。
素人目にはなんとなくニクバエ科の一種のようです。
ハエが蜜源植物の群落でライバルを追い払う(占有行動)とは考えにくいでしょう。
吸蜜したいのなら、わざわざ争わなくても辺りには他の花がいくらでも咲いているからです。
それともハエ♂が同種の♀と見間違えて蜂に飛びついたのかな?(誤認求愛)
もしヤドリバエ科(寄生バエ)の一種の♀だとすると、すれ違いざまに驚異的な早業で寄主の体表に産卵したのかもしれません。


▼関連記事
イタドリハムシに寄生産卵するヤドリバエ @10年前の撮影

オオハキリバチの営巣地で寄生者を観察したことが過去に2例ありますけど、巣ではなく成虫の体に直接産卵するハエ(捕食寄生)がいるとは初耳です。

▼関連記事
オオハキリバチvs天敵ツリアブ @捕食寄生:9年前の撮影
オオハキリバチの巣に侵入を試みるハラアカヤドリハキリバチ♀:前編 @労働寄生:7年前の撮影
野外で飛び回っているオオハキリバチを片端から捕獲して体表にヤドリバエの卵が産み付けられているかどうか調べ、被寄生個体を飼育してハエが羽化するまで待てば突き止められそうです。(言うは易し)



2019/11/08

ササゴイが池畔の木々を飛び移る朝(野鳥)



2019年7月中旬・午前5:03

池の畔で立ち枯れした木の太い横枝に早朝からササゴイButorides striatus amurensis)が止まっていました。
足元の枝に嘴を擦り付けています。
もしかすると直前に何か虫を捕食していたのかもしれません。
近くでカワセミが甲高く鳴く声♪が聞こえます。
対岸から撮っている私に気づくとササゴイは警戒して止まり木で向きを変え、神経質そうに尾羽根を上下に動かしました。

左へ飛び降りると、池の水面に張り出した桜の大木の幹に止まり直しました。
それでも落ち着かず、横歩きしてから再び飛び立ち、画面奥の林に姿を消しました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

実はこの直後に再びササゴイを観察しています。

▼関連記事
池に張り出した枝先で魚を待ち伏せするササゴイ(野鳥)

この池に♀♂つがいが生息しているのか、それとも同一個体を続けて二箇所で見たのか、個体識別ができていないために定かではありません。
樹上にあるといわれるササゴイの巣(コロニー)を見つけたいものです。


ササゴイa(野鳥)@池畔:枯木

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