ナミテントウの飼育記録#6
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アブラムシを捕食中のナミテントウ幼虫を襲うアリ
2018年5月中旬・午後14:31〜15:06・室温26℃
30匹ものナミテントウ(Harmonia axyridis)の若齢幼虫を同時に多頭飼育していると、生き餌の調達など日々の世話に追われて、どうしても観察が散漫になってしまいます。(目移りしてしまう)
ヨモギの葉に静止していた個体がいつの間にか脱皮していました。
脱皮直前の眠状態の幼虫は、必ずしも葉裏に隠れるとは限らず、目立つ葉表でじっとしている個体もいました。
脱皮する直前の前兆がよく分かりません。
じっとしている幼虫を撮り始めても途中で動き始めてしまったりするのです。(脱皮前の眠ではなかった。)
葉裏に下向きに静止してまさに脱皮中の別個体に狙いを定め、マクロレンズで微速度撮影してみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。
上半身だけ既に抜け出ており、歩脚が固まるのを待っている状態でした。
重力を利用しているのか、頭を下に向けた姿勢で脱皮しました。
近くを別個体のナミテントウ幼虫が徘徊しても逃げません。(逃げられません)
餌のアブラムシが少ない状態だと、無防備な脱皮中によく共食いされるそうなので、注意が必要です。
やがて下半身も完全に抜け出ると、抜け殻の横に並んで下向きに静止しました。
背面両側に赤い縦線状の斑紋が現れました。(二齢幼虫かな?と思うものの、定かではありません。)
脱皮殻を食べることはなく、その場に残して幼虫は立ち去ります。
三脚にカメラを固定しているのに、長撮りの途中で被写界深度が浅いマクロレンズの焦点が合わなくなってしまいました。
何度も微調整する羽目になり、悩まされました。
どうやら水差しにしたヨモギの葉が少しずつ萎れているせいで、葉柄の角度が刻々とわずかに変わってしまうようです。
葉先をクリップなどで予め固定しておくべきでしたね。
つづく→#7:ナミテントウ終齢幼虫の徘徊
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ナミテントウ若齢幼虫@ヨモギ葉裏+脱皮中 |
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ナミテントウ若齢幼虫:脱皮殻@ヨモギ葉裏 |
2018年5月中旬
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田起こし後の畦道で縄張り宣言の母衣打ち♪を繰り返すキジ♂(野鳥)
動画を撮り続けていると、近くの線路(単線)にローカル列車が通りかかりました。
この辺りを縄張りとするキジ♂a(Phasianus versicolor)は慣れているようで、ガタンゴトンという列車の騒音を聞いても逃げ出したりしませんでした。
こちらをじっと見すえています。
▼関連記事(1年前に別の地域で撮影)
列車の通過音に驚いて逃げるキジ♂(野鳥)
ようやく落ち着くと、羽繕いを開始。
やがて畦道から降りると、耕された田んぼを歩きながら横の畦を啄んで何かを採食しました。
すぐに畦道へ登り直すと、別個体♂bが居る隣の縄張りを見張りました。
そのまま農道をゆっくり歩き去ります。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→隣の縄張りのキジ♂b
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キジ♂α(野鳥)@田んぼ畦道+羽繕い |
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キジ♂α(野鳥)@田んぼ畦道+羽繕い |