2018/02/16

飛べ!ブチヒゲカメムシ【HD動画&ハイスピード動画】



2017年8月下旬

用水路沿いに咲いたナガボノシロワレモコウの群落でブチヒゲカメムシDolycoris baccarum)が訪花していました
風で揺れる花穂の天辺で、吸汁するでもなくモジモジしている個体が気になりました。
今にも飛び立ちそうなので私も粘り、後半は240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。(@3:30〜)
半翅目の羽ばたきも格好いいですね。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



2018/02/15

ミズキの花に来たクロハナムグリとコアオハナムグリ赤銅型



2016年5月中旬

沢筋に生えたミズキの高木でクロハナムグリGlycyphana fulvistemma)と赤銅型のコアオハナムグリGametis jucunda)が訪花していました。
コアオハナムグリは通常の緑色型の個体も後半に写っています。

▼関連記事 (緑色型)
ミズキの花で食事をするコアオハナムグリ
今回の記事の主役はレアな赤銅型です。
白い花に潜り込んで花蜜や花粉を食べています。

頻繁に風が吹いて枝が激しく揺れるので、撮影に苦労しました。


コアオハナムグリ赤銅型@ミズキ訪花摂食
クロハナムグリ@ミズキ訪花摂食。上に通常型(緑色)のコアオハナムグリもいる。

ユリズイセンの花で盗蜜するキンケハラナガツチバチ♂



2017年8月下旬

平地の花壇に咲いたユリズイセン(アルストロメリア)の群落でキンケハラナガツチバチ♂(Megacampsomeris prismatica)が訪花していました。
吸蜜シーンをよく見ると、開いた花の入り口から素直に潜り込む(正当訪花)だけでなく、花筒を形成する花弁の隙間をかき分けて(穿孔して?)根元の蜜腺を直接舐めることもありました。

これは「花弁(花びら)や蕚(がく・花被片)の間から蜜を吸い取る。」タイプの盗蜜行動です。
同一個体が正当訪花と盗蜜行動を臨機応変に?切り替えた証拠映像が撮れました。
どちらが楽に吸蜜できるか、試行錯誤で学習するのですかね?
ただし正当訪花よりも盗蜜する方が多くて雄しべに触れる機会が少ないため、ユリズイセンの受粉にはあまり関与していないようです。

ユリズイセンの花から盗蜜する狩蜂を新たに見つけることができて、非常に興奮しました!
(これまでのリストは、フタモンアシナガバチ♀エントツドロバチ♀オオフタオビドロバチ。)
こうして見ると、どうやら盗蜜はハチ類にかなり普遍的な行動のようです。

この花壇でユリズイセンの送粉者としては、トラマルハナバチ♀がせっせと正当訪花で採餌していました。


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

キンケハラナガツチバチ♂@ユリズイセン訪花盗蜜
キンケハラナガツチバチ♂@ユリズイセン訪花盗蜜
キンケハラナガツチバチ♂@ユリズイセン正当訪花+吸蜜

ちなみに、隣に咲いた花でクロヤマアリFormica japonica)のワーカー♀も同様に盗蜜していました。(@2:35〜2:50)
アリは「花よりも相対的に小さな体であるため、葯や柱頭に触れないで花の奥にもぐりこみ、蜜を取る」タイプの盗蜜者でもあります。


キンケハラナガツチバチ♂+クロヤマアリ♀@ユリズイセン訪花盗蜜

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