2013年8月上旬
平地の川沿いの道端に生えたヤブガラシでコアシナガバチ(Polistes snelleni)のワーカー♀が2匹、訪花していました。
映像の冒頭で2匹が小競り合いになりました。
小雨が降ってきても蜂は気にせず吸蜜活動を続けています。
『昆虫の集まる花ハンドブック』p68でヤブガラシについて調べると、驚きの事実を知りました。
ほとんどの株はタネができず、繁殖は長い根から出る芽に頼っているため、花は昆虫に餌を提供するだけ。
2014年1月下旬
マダラスジハエトリの飼育記録5
マダラスジハエトリ♂亜成体(Plexippoides annulipedis)の生き餌としてヒメフンバエ?を投入してやりました。
ところがこの日のクモは食欲が無いのか、獲物を追尾・定位する行動が緩慢な印象を受けました。
目の前でハエが身繕いしても無反応で、ハエがクモのすぐ横を通り過ぎたりもしました。
跳びついて狩りに失敗する瞬間を240-fpsのハイスピード動画に撮れました。
ハエは容器の底で身繕いしたり歩き回ったりしています。
壁面の上部で見下ろして(待ち伏せして)いるクモが獲物に狙いを定めて跳び降りたものの、獲物を捕り逃がしました。
弘法にも筆の誤りというか、目測を誤ったのでしょうか?
クモに食欲がなく、遊んでいるだけなのかな?
目障りなハエを追い払う行動なのかもしれません。
ハエはひっくり返って擬死しています。
獲物が近くに居るのにクモは気づかないのか、とどめを刺そうとしません。
それでも夜になって様子を見ると、いつの間にか獲物を捕食していました。
翌朝になったら食べ残しを捨てていました。
つづく→シリーズ#6
2014年2月下旬
街中を流れる浅い川の中にハシボソガラス(Corvus corone)が入っています。
雪解け水に足を浸しても冷たさが気にならないようで、元気に歩き回っていました。
映像の冒頭(@0:23)および後半で(@1:40)嘴を川面に浸して水を飲みました。
雪が残る岸の水底からゴミを拾い上げるも採食せず、その場に捨てました(@1:12)。
食べられる水生昆虫でも探しているのでしょうか。
天気は曇り空で、雪は降っていません。
最後は飛び上がって堤防に止まりました。
足の冷たさが限界だったのかな?と、どうしても擬人化して見てしまいます。
水鳥のように水掻きのある鳥類は脚に奇網(怪網、ワンダーネット)と呼ばれる特殊な血管系が発達しているおかげで、凍傷にならずに済んでいます。
カラスの足に奇網は無いはずですよね?
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