2014/01/19

ムラサキツメクサを訪花するクマバチ♀



2013年7月下旬

キムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)がムラサキツメクサの花蜜を吸っていました。
ピント合わせに手間取っている間に、すぐ飛び去りました。
実はこの直前、近くにあるクサフジの群落で訪花していたのですが、♂のハキリバチ(種名不詳)に誤認交尾を挑まれ、ムラサキツメクサに逃げて来たのです。(映像なし)

この組み合わせ(クマバチ@ムラサキツメクサ)の訪花シーンを撮り直したくてシーズン中、探し回っても再チャンスは巡って来ませんでした。
逆に、クマバチがムラサキツメクサの花にあまり来ないのは何故でしょう?

『花の虫さがし』という本のp29にヒントが書いてありました。

(ムラサキツメクサの花で)蜜を吸いに来るハチの種類が、シロツメクサより少ないわけは、花の長さがシロツメクサより長いために、舌の短いハチでは、蜜が吸えないからです。

クマバチは盗蜜行動の常習犯として有名ですけど、それは舌が短いためです。
なるほど納得、これで謎が解けました。
今回のクマバチは経験の浅い個体ではないでしょうか。
短くてもレアな映像かもしれません。


2014/01/18

ウジ虫を捕食するハネカクシの一種



2013年9月下旬

ニホンザルの死骸を土に還す者たち:#15

前翅が赤いタイプのハネカクシ(種名不詳)が口元に何か白い獲物を咥えたままニホンザルの死骸の上を徘徊していました。
餌食となったのはどうやらウジ虫(ハエの幼虫)のようです。
屍肉を食べるだけでなく、ウジ虫を捕食することもあるのでしょうか。

つづく→シリーズ#16


生垣で初期巣の育房を増設するキアシナガバチ?創設女王



2013年5月下旬

前回の撮影から7日後。
ウコギの若葉が生い茂って初期巣が隠され、益々見え難くなりました。
キアシナガバチPolistes rothneyi)?と思われる創設女王が育房の壁を増築する様子を接写しました。
巣盤の外側の育房に巣材を加えて壁を延ばしています。
一仕事終えると身繕い。
つづいて育房を点検して回りますが、カメラに対してやや警戒しているようです。

その後この巣は残念ながら駆除されてしまいました…。(無念)



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