2013年7月下旬
キムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)がムラサキツメクサの花蜜を吸っていました。
ピント合わせに手間取っている間に、すぐ飛び去りました。
実はこの直前、近くにあるクサフジの群落で訪花していたのですが、♂のハキリバチ(種名不詳)に誤認交尾を挑まれ、ムラサキツメクサに逃げて来たのです。(映像なし)
この組み合わせ(クマバチ@ムラサキツメクサ)の訪花シーンを撮り直したくてシーズン中、探し回っても再チャンスは巡って来ませんでした。
逆に、クマバチがムラサキツメクサの花にあまり来ないのは何故でしょう?
『花の虫さがし』という本のp29にヒントが書いてありました。
(ムラサキツメクサの花で)蜜を吸いに来るハチの種類が、シロツメクサより少ないわけは、花の長さがシロツメクサより長いために、舌の短いハチでは、蜜が吸えないからです。
クマバチは盗蜜行動の常習犯として有名ですけど、それは舌が短いためです。
なるほど納得、これで謎が解けました。
今回のクマバチは経験の浅い個体ではないでしょうか。
短くてもレアな映像かもしれません。