2013/04/16

キジバト♂の羽繕いと鳴き声♪(野鳥)@電線



2013年3月中旬

交差点近くの電線にキジバト♂(Streptopelia orientalis)が止まっていました。
ときどき尾羽を広げたり頭を掻いたりして羽繕いしています。

信号が変わって車の往来が無くなるのを見計らうように、喉や鳩胸を膨らませながらデデッポッポー♪と鳴いています。
さえずりで鳴いたので♂でしょう。
ピッキオ『鳥のおもしろ私生活』p84によると、キジバトの繁殖期は3〜11月とのこと。
求愛歌はウグッウグッ♪と低く鳴くらしいので、映像の♂個体は♀への求愛歌を練習していた訳ではないようです。

鳴き声のスペクトログラムを試しに描いてみたのですけど、背景の雑音があまりにも多くて残念ながらきれいな声紋は得られませんでした。

この後、同一個体が電線から飛び立つ瞬間をハイスピード動画に撮りました。



鳩胸!

飛べ!褐色型トノサマバッタ?【ハイスピード動画】



2013年9月上旬

砂利の敷かれた山道で褐色のバッタが休んでいました。
ジャンプして飛び立つ瞬間を220 fpsのハイスピード動画に撮り、更に1/2倍速のスローモーションにしてみました。
ところが帽子を投げつけてもすぐには飛ばず、バッタはいきなり方向転換して予想外の方向に飛んで行きました。
220fpsではすぐに画面を通り過ぎてしまいます。
肝心の後翅の模様もよく見えず、飛ぶ姿のシルエット(影)だけが辛うじて撮れました。
褐色型のトノサマバッタ? クルマバッタ?ですかね。
性別も分かりません。

この撮影テーマは難しく、いつまでたっても上達しません…。
そもそもなかなか近づかせてくれないので苦労します。
いっそのこと、一時捕獲したバッタをレンズの前に置いて飛び去る様子を撮ろうかしらん…?



2013/04/15

ニホンカモシカの親子(白毛の幼獣)



2013年3月下旬

雪面に残されたニホンカモシカ(Capricornis crispus)の足跡を辿りながら山道を登っていました。
やがて道を外れ急斜面を登って行った足跡を何気なく目で追うと、稜線から真っ白のカモシカがこちらを見下ろしていました。
ザラメ雪の足跡は不鮮明で、てっきり古い足跡だと思い込んでいたので、まさかの遭遇にびっくりしました。
稜線だけアカマツが植えられており、他は雑木林という植生です。
1年前に滝の横で遭遇した白毛のカモシカと再会できたのでしょうか?
しかし『カモシカの森から』p95によると、カモシカの幼獣は白く柔らかな体毛が特徴らしい。
角も短いですし、当年仔(その年に生まれた仔カモシカ)なのだろうか?
ちなみに、『日本動物大百科2哺乳類Ⅱ』p106によると、ニホンカモシカは緯度が高くなるにつれて色が淡くなる傾向があり、東北地方では白色に近い個体もみられるらしい。

白毛の個体に気を取られて撮影中は全く気づかなかったのですけど、映像を見直すと実は横(右)にもう一頭居ました。
こちらは成獣で通常の毛並み(灰色の保護色)の個体でした。
角や耳も正常で、私が個体識別できるような特徴はありません。
その後は白毛の幼獣に目一杯ズームしてしまいました。
手ブレ補正処理を施していない元の動画も下に掲載します。
こちらはデジタルズームされていないので、画面の右隅に辛うじて成獣が映っています。
2頭はおそらく親子なのでしょう。
普通に考えれば母親の可能性が高いですけど、成獣の外見から性別を見分けるのは無理です。
生涯のほとんどを単独性に暮らすカモシカが2頭一緒に居るシーンを撮れたのはこれが初めてです♪

白毛の幼獣は耳をよく動かし、ときどき横を向いたりキョロキョロしています。
遂に右の成獣が先に動き、続いて白毛も身を翻して尾根を駆けて逃げました。
対峙の間、カモシカの鼻息威嚇を聞くことはありませんでした。




【追記】
カモシカの体色は地域によってさまざまで、雪の多い地方の個体は白っぽい個体が多いようだ。八ヶ岳で出会ったカモシカは黒色系の茶色い個体だった。(中略)
 カモシカの体色は千差万別だ。雪の多い場所でも濃茶色のものもいるし、四国のカモシカは茶色いという。概して雪の多いカモシカが白いというのは理に適っている。(p206〜207より引用)


私は地元の白っぽいカモシカしか知らないので、YouTubeで西日本産の黒っぽいカモシカの映像を見ると違和感すら覚え、びっくりしてしまいます。 



角に気づかなければ白い犬と見間違えそうですね。


親子のツーショット写真

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