2013/04/04

おんぶして雪原を歩くニホンザル母子【ハイスピード動画】



2013年2月下旬

雪原を遊動する野生ニホンザルMacaca fuscata)の群れの中で、おんぶして歩く母子に注目してみました。
複数の母子をハイスピード動画(220 fps)で撮ってみました。

シーン1:
母猿のすぐ前を子猿が小走りに歩いています。
足手まといの(遅い)子猿を母猿が追い越して跨いだ瞬間に、子猿が母猿の腰に飛び乗りました!
ニホンザルのおんぶは常にこの乗り方なのか、たまたまの行動なのか、この母子に特有の癖なのか興味があります。

シーン2:
この子猿のおんぶは珍しく、母猿の肩にしがみついています。

シーン3、4:
子猿を腰に乗せて歩くのが普通のおんぶです。

シーン5:
最後に登場する子猿は独りで歩きたがる元気者でした。
子猿が母猿の腰に跳び乗る瞬間を再度見れるかと思いきや、そのまま河畔林へ消えました。

子猿は歩き疲れたり手足が雪で冷たくなったら母猿におんぶしてもらうのでしょうか。
子猿の自由意志というか気紛れなのかもしれません。
♂の成獣が子猿をおんぶしてやることもあるのでしょうか?



2013/04/03

ニホンカモシカが冬の川原で小枝を採食【後編】



2013年3月上旬

前編からのつづき。

ニホンカモシカCapricornis crispus)が谷川沿いで潅木の枝先を次々に採食しています。
採食行動のついでに角こすりや眼下腺マーキングも行うかどうか注意して観察していたのですが、はっきり見えませんでした。

(たぶんやってないと思います。)

映像の最後はカモシカの食痕を調べた記録です。
樹種はおそらく柳の仲間だと思います。
春になったらはっきり同定できるでしょう。
枝先がむしり取られ樹皮が剥がれている他、冬芽をしごくように食べた形跡があります。
それにしても厳冬期の採食メニューは粗食ですね。

更にカモシカの観察を続けると、驚きの行動を目の当たりにしました。
つづく→谷川を渡渉


【追記】
中公新書『カモシカ物語』によると、

  • 雪が来ると木の冬芽、針葉樹の葉、ササ類を食べはじめる。(中略)いくら嗜好が高い植物が豊富にあっても、カモシカの口が届かないような高木ではえさとはなり得ないのである。(p197
  • 雪の季節にはカモシカは二次林内にえさを求める。植生密度は粗であることはもちろんであるし、採食物の内容もその頃は木の冬芽が主体となる。(中略)カモシカはその行動を積雪によって制限され、同様に採食可能な植物も極度に少なくなっている。(p198






飛べ!メスアカミドリシジミ?♀【ハイスピード動画】



2013年7月上旬

薄暗い雑木林で下草に止まっていたシジミチョウです。
飛び立つ瞬間を220 fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
翅裏は地味ですけど飛んだ際に翅表の前翅が赤いので、メスアカミドリシジミChrysozephyrus smaragdinus)またはアイノミドリシジミChrysozephyrus brillantinus)の♀だと思います。
同定用の写真を撮る余裕がありませんでした。

後半は更に1/2倍速のスローモーションでリプレイしています。


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