2011/03/06
ホソヒラタアブの空中交尾:翔んだカップル
2008年8月上旬
ホソヒラタアブの仲間でしょうか(種名不詳)。
なんと飛びながら交尾していました。
写真では見たことあるものの、実際に観察するのは初めて。
余りに見事なホバリング(空中静止)なので、初めは見えないクモの糸に吊り下げられているのかと思いました。
意外にレンズを近付けても平気。
抱えられた♀は羽ばたかずに時々脚をばたつかせ、飛行は♂に任せているようです。
それにしても、何と言う驚くべき交尾法。
♂のエネルギー消費もすごそう。
交尾中は無防備なのでいつでも逃げられるように捕食者対策なのか、ライバル♂に♀を横取りされないよう交尾後ガードなのか、それとも♀に体力を誇示しているのだろうか?
ひょっとしたらトンボの尾繋がりのように産卵行動と関連しているのかも?
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アブ・ハエ・カ・ガガンボ(双翅目),
配偶行動,
飛翔
エントツドロバチ♀の初期巣作り
2008年8月上旬
神社の境内にある小さな石の祠に一匹の蜂が飛来したのを目撃。
何をしているのかと覗き込むと、エントツドロバチ♀(Orancistrocerus drewseni)が巣作りをしていました。
以前の観察場所よりも格段に見やすいので、じっくり接写できました。
手前の舌状突起部分に水を吐き戻して湿らせ、大顎で削り取っては奥に泥を詰め込んでいるようです。
初期巣にしてはこの突出部は不自然です。
もしかしたら古い巣の煙突が壊れてしまった後の修繕作業なのかもしれません。
残念ながらデジカメのメモリカード容量が切れてしまい撤退。
《追記1》
後日再訪してみたら泥巣は跡形も無くてショック。
人にいたずらされたのでないとしたら、この古い祠の内部は漆喰が脆くて剥がれ易いのでせっかく作った泥巣も落下してしまったのだろうか。
《追記2》
エントツドロバチは泥巣が全て完成すると煙突部の土を再利用して入り口を塞ぐらしい。
これがその行動だったのだろうか?
Labels:
ハチ・アリ(膜翅目),
造巣
倒立して体温調節するマユタテアカネ未熟♂
2008年8月上旬
トンボは未だ勉強不足で詳しくないのですが、写真判定で胸部側面の模様と色、顔にある麻呂のような点状の眉、および尾端の形状などからマユタテアカネ(Sympetrum eroticum eroticum)の未熟な♂と分かりました。
葉に止まっていたトンボの姿勢が徐々に逆立ち状態に変わります。
これは体温調節のためと言われています(オベリスク姿勢)。
腹端を太陽に向け少しでも直射日光に当たる面積を減らそうとしているらしい。
昼前(午前11時)の強い陽射しで暑過ぎたのでしょう。
トンボの影に注目すると、その面積(日照面積)が最小になっていることが分かります。
しかしそんなに暑いのなら日陰で休めば良いのにと人間の浅知恵で思ってしまいます。
他にも何か事情があるのでしょう。
最後は写真のシャッターを切っている間に飛び立つシーンを撮り損ねてしまいました。
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