2021/06/26

ナガコガネグモ♀(蜘蛛)の円網にクロウリハムシを給餌してみると…

 

2019年8月下旬・午後15:10頃・晴れ 

マサキの生垣に垂直円網を張ったナガコガネグモ♀(Argiope bruennichi)がこしきで下向きに占座し、獲物がかかるのを待ち構えていました。 
近くのキカラスウリの葉で見つけたクロウリハムシAulacophora nigripennis)を手掴みで確保し、クモの網に給餌してみました。 
円網の左上に獲物が付着したものの、ナガコガネグモ♀は初め無反応でした。 
擬死していたクロウリハムシが動き出すとクモは振動で獲物の存在に気づいたようです。 
ところがナガコガネグモ♀は獲物に駆け寄ると、噛み付いたり捕帯ラッピングしたりせずに網からすぐ外してしまいました。 
スロー再生してみると、網から勝手に脱出した(落ちた?)ようにも見えます。 
獲物が小さ過ぎるのかな? 
もしかすると、クロウリハムシは臭い(苦い)汁を出すことをクモは学習済みで、異物を網から弾いて除去したのかもしれません。 
こしきに戻ったクモは再び下向きに占座して、次の獲物がかかるまで待機します。

 

ヤドリギに寄生された桜の花で吸蜜するヒヨドリ(野鳥)

 

2021年4月中旬・午後15:15頃・晴れ
前回の記事(3ヶ月前の撮影)▶ ヤドリギに寄生された桜の木に来たツグミ(冬の野鳥)
ソメイヨシノに寄生するヤドリギの定点観察に来てみると、宿主の桜は花盛りで満開に咲いていました。 
ソメイヨシノは花が散るまで若葉はほとんど芽吹かないので、花期に常緑のヤドリギは樹上でよく目立ちます。 

ヒヨドリHypsipetes amaurotis)が桜の花蜜を吸いに来ていました。 
正当訪花するヒヨドリの嘴は花粉でオレンジ色に汚れています。 
したがって、ヒヨドリは桜の受粉を媒介していることになります(鳥媒花)。 
ヒヨドリと桜の組み合わせは春の風物詩で、珍しくはありません。 
今回は寄生植物ヤドリギも一緒に撮れたことで、一味違う動画になりました。

2021/06/25

春の池畔に佇み眠そうなゴイサギ(野鳥)

 

2021年4月中旬・午後16:30頃・晴れ 

石垣で護岸された池の畔でゴイサギNycticorax nycticorax)の成鳥が佇んでいました。 
夏鳥のゴイサギを見たのは今季初です。 
夕方の西日を浴びて、更に水面からの照り返しもあり、なかなか絵になる立ち姿です。 
春風が吹くと池の水面が煌めき、ゴイサギの後頭部の冠羽が風になびきます。 
私がアングルを変えつつ対岸から撮影しても逃げようとしませんでした。 

本種は夜行性なので、いかにも眠そうです。 
赤い目を見開いて睡魔と戦っていました。 
瞬きすると赤い目が白い瞬膜で覆われます。 
昼間は眠いのなら、なぜもっと安全な樹上で寝ないのか不思議です。 
池の魚を狙って今にも飛び込むかと期待して長撮りしてみたものの、空振りに終わりました。

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