2011/12/10

ウススジハエトリ♂成体



2011年10月下旬

水路沿いの鉄柵上を徘徊するハエトリグモを発見。
一時捕獲して調べてみると、ウススジハエトリ♂成体のようです。
CO2麻酔下で採寸(体長7mm)と接写を行ないました。

昨年見つけた♂成体では第一脚腿節の前面にある黒条が印象に残ったのですが、今回の♂成体では黒条の色が薄く目立ちません。
ただの個体差なのでしょう。
性成熟に伴い現れる模様なのだろうか(二次性徴?)と密かに予想しているので亜成体♂かと思いきや、成体♂であるとクモ蟲画像掲示板にてご教示頂きました。
いつか幼体から飼育してみて仮説を自分で確かめてみたいものです。
デーニッツハエトリにも似ていて迷いました。


2011/12/09

野生ニホンザル母子の地上採食と毛繕い



2011年11月上旬

里山の栗林で野生ニホンザルMacaca fuscata fuscataの群れと遭遇(前編)。
広場で一頭の猿がこちらに背を向けて地面に座り採食していました。
そこへ親子連れの二頭がやって来ました。
好奇心旺盛な子猿は分け前を期待するかのように背後から覗き込みます。
初めの猿はこれを嫌ってか、その場を立ち去りました。
子猿は何やらおこぼれを採食。
母猿は近くの倒木に腰を下ろすと体を掻き、自分で毛繕いを始めました。
子猿が寄って来ると丁寧に毛繕い(ノミ取り)してやる様子が微笑ましい。
毛を掻き分けてノミを一匹ずつ器用に取って食べています。
遠くからカメラを構えて撮影するこちらを初めはチラチラ意識(警戒)していましたが、やがて馴れたようでリラックス。

中編につづく。





2011/12/08

クロスズメバチ♂@瀕死の徘徊・旋回



2011年11月上旬

山間部の歩道でクロスズメバチの仲間が日光浴していました。
長い触角と腹部が7節あることから♂と分かります。
腹端の交尾器が伸びていますが、交尾済みなのだろうか。
次に顔の側面を見て、ホオナガスズメバチ属ではない(マーラー・スペースが狭い)ことを確認しました。
蜂が路上をうろうろ徘徊し始めたので、顔正面を拝むのに苦労しました。
頭盾中央の黒帯が下縁まで達していない点からクロスズメバチ♂(Vespula flaviceps)だろうと判明。
雄蜂はその場でぐるぐる旋回し始めました。





撮影後、あり合わせのビニール袋に採集して持ち帰りました。
クロスズメバチ♂は相当弱っていたようで(寿命?)、帰宅するとすでに息絶えていました。



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