2011/12/11
野生ニホンザルの群れが栗林から移動
2011年11月上旬
里山のクリ園で野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れと遭遇(中編)。
ニホンザルはクリが大好物らしいのですが※、実際に樹上で実を採食する様子は観察できませんでした。
クリの実を覆う鋭いイガ(トゲトゲ)を猿がどのように剥くのか興味があります。
(素手で痛くないのか、ヒトのように道具を使うのか?)
群れのメンバーが徐々に移動を始めました。
ときどき互いに激しく鳴き交わしています。
遠くの個体に気を取られて初めは気づかなかったのですが、すぐ近くに立つクリの木の上から数頭の猿が見下ろしていました。
黄葉した茂みの陰からこちらの様子をうかがっています。
やがて仲間の後を追うためにクリの幹を下りました。
【衝撃映像】猿も木から下りる!【スクープ】
…当たり前ですね。
群れは三々五々とクリ園を横断して斜面を下り、隣接する杉林の奥に姿を消しました。
個体によっては杉の倒木の上を選んで歩く猿もいて興味深い。
※【参考】
ブルーバックス『野生ニホンザルの世界:志賀高原を中心とした生態』p120
後編につづく。
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