2024/07/19

雨夜にスギ防風林を駆け抜けるニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年10月中旬 

シーン1:10/12・午後14:00・晴れ(@0:00〜) 
平地のスギ防風林で、明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
画面の中央で風倒木の切株が朽ち果てています。 
切株の手前の溝(涸れた水路)に古い手押し車(一輪車)のフレームが錆びたまま放置されています。 
このフレームの中にニホンアナグマMeles anakuma)専用の溜め糞場stmpがあり、黒い軟便が溜まっています。 


シーン2:10/15・午後18:57・小雨(@0:03〜) 日の入り時刻は午後17:06。 
日没後の小雨がぱらつく晩に、細長い体型の小動物が手前に向かって駆け抜けました。 
一瞬の登場を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:11〜) 
旧機種のトレイルカメラは動画のフレームレートが15fpsしかないので、速く走る動物の姿がぶれてしまって鮮明に撮れません。
それでも前日に撮れたテンの動画と比べると、明らかに体格が小さいので、ニホンイタチMustela itatsi)だろうと判断しました。 
(テンの子供という可能性もありますかね?)
尻尾を横から見えなかったのが残念です。 
アナグマの溜め糞場stmpには興味を示さず通り過ぎ、走り去る途中でスギ林床の下草にイタチの顔がぶつかりました。 
ここのスギ林床には野ネズミが営巣しているので、イタチが獲物を咥えているかと期待したのですが、私の勘違いでした。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 


この動画だけでははっきりしませんが、後に近くの別の地点に設置したトレイルカメラにニホンイタチが何度も写るようになりました。(映像公開予定) 
したがって、ホンドテンだけでなくニホンイタチも生息していることが明らかになりました。 


つづく→ 


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チャイロスズメバチ♀が林道で探餌飛翔

 

2023年9月下旬・午後13:35頃・くもり 

山林を登る砂利が敷かれた林道でチャイロスズメバチVespa dybowskii)のワーカー♀が飛び回っていました。 
草が疎らに生えた道端を低空で飛び回り、獲物を探索しているようです。 
ホバリング(停空飛翔)のようにゆっくり飛ぶので、なんとか流し撮りすることができました。 

耳を澄ますと、チャイロスズメバチ♀が羽ばたく羽音がかすかに聞こえます。 
チャイロスズメバチの羽音は、オオスズメバチやクマバチのような重低音ではなく、音程が高くて本当にハエのようです。 
おそらくチャイロスズメバチの羽ばたきは他の蜂よりも速いはずですが、ハイスピード動画で撮って比べれば違いが分かるはずです。
慣れてくると、この特徴的な羽音を聞いただけで、チャイロスズメバチが近くを飛んでいることが予想できます。 

※ 蜂の羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


チャイロスズメバチ♀の探餌飛翔を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:05〜) 
いつか狩りの決定的瞬間を撮るには、探餌飛翔を愚直に撮り続るしかありません。 

関連記事(5年前の撮影)▶ チャイロスズメバチ♀の探餌飛翔

2024/07/18

アナグマ専用の溜め糞場を調べ、虫を捕食し、排尿マーキングするホンドテンの♀♂ペア【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年10月中旬 

シーン1:10/12・午後14:00・晴れ(@0:00〜) 
平地のスギ防風林で、明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
画面の中央で風倒木の切株が朽ち果てています。 
切株の手前の溝(涸れた水路)に古い手押し車(一輪車)のフレームが錆びたまま放置されています。 
このフレームの中にニホンアナグマMeles anakuma)専用の溜め糞場stmpがあり、黒い軟便が残されています。 


シーン2:10/14・午前2:05(@0:03〜) 
深夜に2頭のホンドテンMartes melampus melampus)が連れ立って現れました。 
私には外見で性別を見分けられませんが、♀♂つがいなのでしょうか? 

先行個体aが切株の上に乗って、朽木を前足で掘り返していました。 
手前から後続個体bがやって来ると、アナグマの溜め糞場stmpの匂いを嗅いだだけで、奥の切株へと身軽に跳び乗りました。 
その間に、テンaは奥のスギ林床で何か虫を捕まえたようで、その場でムシャムシャ食べています。 
テンbがテンaの食べている獲物が気になって近づくと、テンaは横取りされないよう逃げましたた。 (もう食べ終わったのかな?) 
テンbはその場で腰を少し屈めて、(腹いせに?)排尿マーキングしたようです。 
イヌのように片足を上げて小便するテンを見たことがないのですけど、排尿姿勢からテンbは♀とみなして良いのでしょうか? 

ホンドテンの♀♂ペアは相次いで涸れ水路を渡って右上奥の二次林に走り去りました。 
このスギ林床は野ネズミの営巣地なのに、捕食者のテンが格好の獲物である野ネズミの残り香に全く反応しなかったのが不思議です。 
野ネズミによる巣口の隠蔽工作が奏功したのでしょうか? 




※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 




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