2023年5月下旬・午後18:25頃・晴れ(日の入り時刻は午後18:57)
暗くなるまで(日没の30分後まで)粘ったものの、残念ながらタヌキの行動は直接観察できませんでした。
しかし、その間に他の生き物の活動を垣間見ることが出来ました。
午後にカラスからモビング(擬攻撃)されて逃げ回る猛禽の鳴き声がときどき聞こえたものの、ブラインド内からは姿が見えませんでした。
夕方になって1羽のノスリ(Buteo japonicus)が休耕地に隣接する防風林に飛来すると、林縁に一際そびえ立つ高木の横枝に止まりました。(樹種不明:落葉性広葉樹) 止まり木で西日を浴びながら眼下に広がる休耕地や田畑を眼光鋭く見回し、ピーエ、ピーエ♪と甲高い声で何度も鳴いています。
毎日朝夕に鳴く囀りなのか、それともブラインドに隠れている私のことなどお見通しで、警戒声を発しているのでしょうか?
ノスリは鳴き声のバリエーションが乏しくて、なかなか意図が読み取れません。
この辺りでノスリを何度も見かけるので、もしかすると近くにノスリの営巣木があるのかもしれません。
4年前に私は河畔林で営巣するノスリを定点観察していたことがあるのですが、今回はタヌキの観察を優先しているため、ノスリがタヌキの幼獣を狩って捕食するのではないか?と気が気ではありません。 (そんなシーンが撮れたらすごいスクープ映像です。)
しばらくすると、ノスリは自発的に飛び去ってくれて、一安心。(映像なし)
※ 風で木の葉がザワザワ♪揺れているため、ノスリの鳴き声が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
近くで小鳥(ホオジロ?)がチチチチ…♪と鳴き続けているのは、見慣れないブラインドを不審がって警戒声♪を発しているのかもしれません。
ノスリが止まっていた高木の樹種を調べに行かないといけません。